どうも、しんじです!
さて今回は、主導権もポジションもない場合に、フロップでビッグハンドをヒットさせた時の適切なアクションについて考えていきたいと思います。
この文章だけでどんな状況かっていうのはわかりにくいですよね(笑)。というわけで具体例も見ながら早速見ていきましょう!
フロップでビッグハンドをヒットさせた時
状況
- ビッグハンド:フロップでトップツーペアや3カード以上のハンド
- ヘッズアップ:多人数ではなく2人のポット
- アウトオブポジション:相手より先に行動しなくてはいけない不利なポジション
- 主導権なし:相手プレイヤーのレイズに対して、コールしており主導権がない
- ドライなボード:ドローハンドなどが考えられないボート
ポジションも、主導権もないという状況の中、プリフロップでビッグハンドを引き当てたという状況です。
具体的な状況
相手のレイズに対して、あなたはポジションBB、ハンド99でコール。他のプレイヤーは全員フォールドして、フロップはAc-9d-3hとなり、セットができた状況。自分のターン。
アクションの結論
まず1つ目の結論は、フロップではチェックして、相手のベットをコールすることです。これは相手に気軽にC-betを打ってもらい、ポットにチップを入れてもらいたいからです。
そして2つ目の結論は、ターン以降でも基本的に主導権がない場合はチェックです。たとえビッグハンドであってもです。
ただしこの「ターン」でのアクションは、「相手の状況」と「ボードにおちたターンのカードのウェットさ」によって、チェックではなく自分からベットしていった方がいい場合があります。
アクションの根拠
フロップでのアクションについて
では具体的なアクションの根拠について考えていきたいと思います。まず基本的にフロップはチェックして相手のベットはコールします。
ビッグハンドがあるからといって、相手のC-betにチェックレイズしてしまうと、自分のハンドの強さをアピールすることになって、相手に簡単にフォールドされ、バリューを引き出せなくなってしまいます。
また別のプレイラインとして、自分からドンクベットしていくことを考えます。この場合、相手がクリエイティブで強いプレイヤーなら、このドンクベットを弱みとみなして、レイズをかぶせてきたりします。
しかし基本的には相手にフォールドされてしますので、ドンクベットはバリューを得られにくいアクションだと言えます。
ターンでのアクションについて
続いてターンでのアクションを見ていきます。
相手がアグレッシブorハンドが強そうな場合
ターンで自分からベットしていきます。もし相手が強いハンドをもっていたり、アグレッシブである場合には、レイズが返ってくる可能性があり、バリューをさらに引き出すことができます。
相手がパッシブorハンドが弱そうな場合
ターンでチェックします。基本的にはこちらのプレイラインが多くなるはずです。
相手がパッシブだったり、ハンドが弱そうな場合は、こちらからベットすることで相手にフォールドする理由を与えてしまい、バリューを引き出せなくなる可能性があるからです。
ターンでベットするか、チェックするかの判断基準
大前提として、ターンでベットするか、チェックするかの判断は難しいです。
相手がアグレッシブかパッシブ、あるいはハンドが強そうか、弱そうかを、判断しなくてはいけません。しかし場合によっては相手プレイヤーの情報が少なくて、ベットかチェックかを判断できない場合があります。
そういったときには、ターンで落ちたカードがウェットであれば、ターンで自分からベットしていくようにしてください。
それによってフラッシュや、ストレートなどのドローハンドに対して、フリーカードを与えるリスクを避けることが出来るからです。
まとめ
というわけで、自分に主導権もポジションもない場合に、フロップでビッグハンドができたときのことについてまとめました。
基本的にフロップではチェックコールします。ターンでは基本はチェックですが、相手がアグレッシブだったり、ターンでウェットなカードが落ちた場合などの状況に合わせて自分からベットしていきます。
ポジションがないと相手や、ボードの状況を加味して行動しないといけなくなりますので、やっぱり難しくなりますね!