フロップでビッグハンドをヒットさせた時vol.5【ヘッズ、OUT、主あり、DRY】

どうも、しんじです。今回は、少し難しい状況について考えてみます!

今まではポジションがありましたが、今回はアウトオブポジションです!つまり先に行動しないといけない状況でビッグハンドをヒットさせた時のことについて考えます。

それでは早速見ていきましょう!

フロップでビッグハンドをヒットさせた時

状況

  • ビッグハンド:フロップでトップツーペアや3カード以上のハンド
  • ヘッズアップ:多人数ではなく2人のポット
  • アウトオブポジション:相手より先に行動しなくてはいけない不利なポジション
  • 主導権あり:自分がオリジナルレイザーで、主導権を持っている
  • ドライなボード:ドローハンドなどが考えられないボート

ポジションはありませんが、プリフロップで主導権があるときにビッグハンドを引き当てたという状況です。

具体的な状況

カットオフからあなたがAs9cでレイズして、ボタンのプレイヤーがコール。他のプレイヤーは全員フォールドして、フロップはAc-9d-3hとなってトップツーペアがヒットした状況。今は自分のターン。

アクションの結論

ここでは自分からC-betしていくのがアクションの結論です。

主導権を持っている自分がここでチェックしてしまうと、相手にボードに強くヒットしたことを警戒させてしまいます。

MEMO

フロップでわざわざオリジナルレイザーになり、主導権を持っているのに「チェック」すると、強い手を弱くプレイしていると相手に警戒されてしまう可能性が高いため、バリューを引き出しにくくなります。

アクションの根拠

相手のハンドには以下のようなハンドが考えられます。それぞれの場合についてベットした場合とチェックした場合についてみていきたいと思います。

  1. AK、AQのようなトップペア、グッドキッカーの場合
  2. ブラフを仕掛けようとしている場合
  3. A8のような中程度の強さのハンド場合

AK、AQのようなハンド

 

まず自分がチェックしたことを考えます。相手なぜあなたがチェックしたのかを警戒されてしまうことになります。

 

なぜなら、この状況では、主導権はあなたにあるので、ベットする方が自然だからです。これにより相手にスローダウンしたり、フォールドさせる理由を与えてしまうことになります。


続いて、C-betを打った場合を考えます。相手がAK、AQのようなハンドなら、こちらからのC-betに対してコールするはずですよね。

 

もしかしたら、C-betに対して相手がレイズしてくることも考えられます。これは先ほどチェックを返したときよりも、稼げるプレイラインになっています。つまりC-betした方がチップを獲得できるプレイラインが多いということです。

 

MEMO

ちなみにこの場面での相手のリレイズには、さらにいリレイズを返した方がいいです。なぜなら相手のリレイズに対してのコールは、あなたが超強力なハンドを持っていることを伝えてしまうことになるからです。

ブラフを仕掛けようとしている

 

相手がブラフを仕掛けようとしている場合に、チェックすることを考えてみます。これも相手に不信感を抱かせてしまい、「ブラフが通らないかもしれない」という警戒をされてしまう原因になります。

 

すると相手も後ろでチェックしてフリーカードを引きに行くかもしれません。もし相手にJJのようなハンドが入っていた場合、セットが出来てしまい負けてしまう可能性があります。


今度はC-betベットすることを考えてみます。ブラフすることを考えているなら、フロップのCbetをコール、つまりフロートしてターンでブラフしてくるかもしれませんよね。

 

ブラフを仕掛けてこようとする相手の策にはまった方が、ビッグハンドをヒットさせている時には、バリューを最大にできます。つまり相手の思っているようにリードした方が、チップを稼げるプレイラインが多くなるということです。

A8のような中程度の強さのハンド

 

ここで自分がチェックした場合のことを考えます。相手もトップペアができているので、相手の方からベットしてくるかもしれません。

 

しかしそれは、こちらからC-betを打った時も同じことです。トップペアであれば、C-betにもコールするはずだからです。

 

もし自分がターンでチェックしたら、相手はベットしてくるでしょう。その時にチェックレイズすれば、少なくとも最初にチェックしたときよりは稼げるプレイラインになっています。

まとめ

ということで今回は、ポジションがないけれど、フロップで主導権がある中ビッグハンドをヒットさせた時の適切なアクションについてまとめました。

相手が強いハンドでも、弱いハンドでも、何もなくても、C-betしていった方がチップを稼ぐことが出来るというわけです。

こういったモンスターハンドでC-betすることで、自分が何も持っていないときに打つことになるC-betの隠れ蓑にもなります!

もしミスしたときにもベットするなら、モンスターハンドがヒットしたときもベットしていきましょう!