フロップでドローハンドができた時vol.5【ビッグ、多人数、IN、主△】

どうも、しんじです!

さて今回は多人数ポットにおける、ビッグドローのあつかい方について考えてきます!ポジションはあって、フロップで相手からベットが入った場合の適切なアクションを見ていきたいと思います!

フロップでドローハンドができた時

今回あつかう状況

ポジションは有利ですが、多人数が参加してきているポットで、ビッグドローをヒットさせた状態を扱います。今回は相手プレイヤーの誰かがベットして来た場合を考えます。

  • ビッグドロー:アウツが15枚以上あるような強いドローハンド
  • 多人数ポット:3人以上がゲームに参加して、ポットを取り合っている状態
  • インポジション:相手より後に行動できる有利なポジション
  • 主導権の有無は問わない:主導権は自分にあっても、相手にあってもいい状態

具体的な状況

  1. アーリーポジションからのレイズに対して、2人のプレイヤーがコール、あなたはAKsをボタンでオーバーコール。その他は全員フォールド。フロップはTd-6s-2sとなって、あなたにはビッグドローがヒットした状況。相手に主導権がある状態。相手プレイヤーからベットが入った状況。
  2. アーリーポジションのプレイヤーがリンプイン。あなたはボタンにいて、ハンドAKsで4BBへレイズ。SB、BBがコールして、リンプインしたプレイヤーもコール。その他は全員フォールド。フロップはTd-6s-2sとなって、あなたにはビッグドローがヒットした状況。あなたに主導権がある状態。相手プレイヤーからベットが入った状況。

適切なアクション

  1. 基本的に相手のベットに対しては、フロップで大きくレイズする。状況が許すならオールインする。
  2. フロップでベットしてきたプレイヤーとの間に、複数のコーラーが現れたらコールする。
  3. あなたのアクションの前にレイズが入ったら、フォールドする。

アクションの根拠

相手のベットに対して、フロップで大きくレイズする

この状況では、あなたがプリフロップレイザーであるかどうかは関係ありません。基本的に相手の誰かからベットが入ったら、フロップで大きくレイズします。

ここで相手のベットに対してレイズ、もしくはオールインすることによって、少なくともベッターとのヘッズアップになるし、もしくはそのままポットをとれる可能性があります。


もしベッターとの間に1人コーラーが現れた場合でも、レイズした方がいいです。典型的なスクイーズですね。

特にボードがウェットな場合、ベッターに対してコールした相手プレイヤーがすでに完成されたハンドを持っている可能性は低いです。つまりプレイヤーBのハンドは完成されていない可能性が高いということです。

 

なぜならもしすでに完成されたハンドを持っているなら、レイズして自分のハンドをプロテクトしに来るのが普通だからです。

 

つまりあなたがレイズするときには、プレイヤーBには勝っているはずですし、オリジナルベッターに難しい判断を迫ることが出来ます。

 

オリジナルベッターであるプレイヤーAは、後ろに控える2人のプレイヤーが強みを見せてきているので、ワンペアのようなハンドは、フォールドせざるを得なくなります。

フロップでベットしてきたプレイヤーとの間に、複数のコーラーが現れたらコールする

もしフロップで最初にベットしてきたプレイヤーとの間に、複数のコーラーが現れたら、あなたのアクションはコールの方がいいです。

コーラーが1人以上いるということは、少なくともフラッシュをひきに行くのに十分なオッズをもらうことが出来るからです。もしベットサイズがハーフポットサイズなら、4対1のオッズをもらえます。

ドローをひきに行ける状況なら、そのままコールしてドローを完成させに行きましょう。

あなたのアクションの前にレイズが入ったら、フォールドする

最初のベッターに対してレイズが入ったら、基本的にフォールドするのがいいと思います。もしそこでコールすると、以下に示したように意思決定が難しくなってしまいます。

  1. 最初のベッターがオールインしてくる可能性があり、あなたにコールできるオッズはないため、フォールドするしかなくなってしまう。
  2. もしターンが開かれて、ターンを完全にミスした場合、ベットが来たらフォールドせざるを得ない。
  3. A、Kがターンでヒットしても、自分のハンドがベストハンドかどうかわからない。
  4. もしターンでフラッシュができても、相手に警戒されてそれ以上チップを獲得できない。

まとめ

というわけで今回は、多人数ポットでビッグドローをヒットさせ、相手からベットが入った場合の適切なアクションについて学びました。

基本的には相手のベットに対してレイズします。状況によってはコール、もしくはフォールドしなくてはいけない場面もあります。

ビッグドローは相手の状況を読み、しっかりと判断して、扱うべきハンドです。つまり相手の起こしたアクション次第では、ビッグドローはビッグドローでなくなってしまうことがあるということですね。

そういった場合は、きちんとフォールドすることが賢明な判断です。