どうも、しんじです!
さて今回ですが、自分にポジションはありますが、主導権がない時に、フロップでビッグドローがヒットした場合の適切なアクションについて考えていきます!
フロップでドローハンドができた時
今回あつかう状況
- ビッグドロー:アウツが15枚以上あるような強いドローハンド
- ヘッズアップ:多人数参加のポットではなく、2人でポットを争っている状態
- インポジション:相手よりも後に行動できる有利なポジション
- 主導権なし:相手がオリジナルレイザーで、自分はコールしているため主導権がない状態
ポジションはありますが、主導権はない状態で、ビッグドローができた状況について考えます。
具体的な状況
アーリーポジションからのレイズに対して、あなたはAKsでコール。その他は全員フォールド。フロップはTd-6s-2sとなって、あなたにはビッグドローがヒットした状況。
この状況でのアウツはフラッシュ完成カードの残り9枚と、AとKの残り6枚、合計15枚です。
適切なアクション
- もし相手プレイヤーがC-betしてくれば、大きくリレイズする。
- もし相手プレイヤーがチェックしてきたら、自分もチェックする。
アクションの根拠
相手プレイヤーがC-betしてきたら、リレイズする
相手に主導権があるので、C-betが打たれやすい状況だと言えますよね。
あなたがAKsで勝つためには、フラッシュを完成させるか、残りのAかKがヒットすればよさそうです。フラッシュを完成させるカードが残り9枚あって、AとKが残り6枚あるので、アウツは15枚あります。
もしあなたがAKsで相手のC-betをコールしたとします。
ターンで落ちたカードがあなたのアウツでない場合は、AKsで勝てるか勝てないか分からない状況になってしまいます。つまり意思決定が難しくなってしまうのです。
この状況ではターンを開かせる前に、相手のC-betに対してリレイズし、チップをオールインできてしまうのが最も意思決定を簡単にしてくれるアクションだと言えます。
もしリレイズに対して相手からリリレイズされたら、むしろ好都合です。オールインして構いません。
こちらのリレイズによって相手がフォールドするエクイティも合わせれば、このリレイズは期待値プラスのアクションだと言えます。
相手プレイヤーがチェックしてきたら、自分もチェックする
この状況で主導権を持っているのは、相手プレイヤーなので、C-betを打つのが普通です。そんな状況で相手がチェックしてきた時は、注意が必要です。
相手プレイヤーがプリフロップでレイズすることで自分のハンドの強さを主張したはずなのに、フロップではチェックしてハンドの弱さを主張しています。
このプレイラインが意味するのは「ものすごく強いハンドを弱く見えるようしている」ということ。恐らく相手はチェックレイズを狙っているでしょう。
もし相手のハンドがAAだった場合、あなたのハンドAKsのハイカードのアウツは消えてしまいます。
また相手が66のようなハンドでセットが出来ていた場合、フラッシュドローを完成させるアウツのうち何枚かは、ボードにペアを作ってしまい、相手にフルハウスを作ってしまう可能性があります。
このような状況の時、リバーまでカードが開いたとしても、AKsで勝てる確率は25%ほどしかありません。
なのでここでは、相手がくれたフリーカードをそのままもらうのがベストな選択です。つまりチェックバックしましょう。
ここで自分からベットしていくのは、相手の罠に飛び込むことになります。自分の安全のためにもチェックバックが適切なアクションです。
まとめ
というわけで、今回はポジションはあるけど、主導権がない場合のビッグドローのあつかい方について学びました。
相手が主導権を持っているのに、チェックをしてきた場合は、かなり注意深くプレイする必要があります。
ただ単に相手がパッシブなだけなのか、それともトラップを仕掛けてきているのか後のストリートで見極めてくださいね。