どうも、しんじです。
今までドライなボードにおけるトップペアの扱い方について詳細に確認してきました。それでは今回からウェットなボードにおけるトップペアの扱い方についてみていきたいと思います。
ウェットなボードで、「トップペアというデリケートな強さのハンド」を扱うためには、ドライなボードでトップペアを扱う時との大まかな違いを知っておいた方がいいです。
というわけで今回はウェットボードにおけるフロップトップペアのざっくりとした考え方について、まとめておきたいと思います。
ウェットなボードにおけるトップペアの考え方
ウェットなボードにおけるトップペアの状況
まずドライなボードとウェットなボードでの大きな違いは、フラッシュやストレートといったドローハンドができることですよね。
ウェットなボードでは自分のハンドを相手のドローから守るために相手に対してベットしていく必要があります。これは通称「ハンドのプロテクト」と言われます。
またフロップでトップペアができた場合には、難しい決断を迫られるような場面は避けたいですよね。例えば相手からのチェックレイズなどです。
そして、あなたのハンドが相手のハンドよりもいい場合は、出来る限り相手からチップを引き出したいし、逆に相手のハンドの方が、自分のハンドよりもいい場合には、出来る限り損失を最低限に抑えたいですよね。
なんか都合のいいことばっかり言っていますね(笑)
ドライボードの時のトップペアの特徴は、圧倒的に勝っているか圧倒的にまけているかでした。
ドライボードで、あなたの方が相手よりいいハンドを持っていた場合には、相手にターンやリバーで引き負けることはほとんどありません。
ところがウェットボードの場合は違います。もし相手がドローハンドだった場合には、残り2枚のターンとリバーが開かれると約33%の確率で逆転されることになります。
ウェットボードでのトップペアの理想
ウェットボードでトップペアを扱う時の理想の形というのは以下の通りです。
- 相手のハンドに負けている場合は、損失を最低限にする。
- 相手のハンドに勝っている場合は、出来るだけチップを相手から引き出す。
- 難しい判断を迫られるような局面は出来る限り作らない。
- 相手のハンドが強かろうが、弱かろうが関係ないようなベットをデザインする。
ウェットボードでのトップペアの扱いに必要なこと
ここでウェットボードにおけるトップペアの具体的なプレイラインについて考えてみます。先ほどの理想形を完成させるために必要な項目は以下の通りです。
- ウェットボードでもドライボードの時と同じようにトップペアを扱えるか。
- ドローハンドに対して、ドローに見合わない金額をベットしていけるか。
- 自分のハンドがボードのテクスチャーと、どれだけマッチしているか。
もしウェットボードでもドライボードの時と同じようにトップペアを扱えるのであれば、損失を最小限に抑え、利益を最大にすることができます。
またウェットボード特有のドローハンドに対しても、ドローを完成させるのに見合わない金額をベットできれば、たとえ相手がコールしてもフォールドしても、あなたが結局は利益を出すことになります。
加えてウェットなボードにおいては、自分のホールカードがどれだけボードのテクスチャーとかみあっているかというのも重要なポイントです。
簡単に言うと「こちらにボードのテクスチャーに合ったスートのハイカードがあるかどうか」「こちらにボードにマッチしたストレートの完成カードがあるかどうか」が大切です。
例えばあなたのハンドがAdQcかAhQcのどちらかだとします。ボードはAs-8d-2dとなりました。あなたにはトップペアが出来ましたが、ボードはウェットです。
このボードで考えられる相手のハンドは以下のようなものです。
- あなたより強いハンド:AK、A8、88など
- あなたより弱いハンド:AJ、98o、KJなど
- ドローハンド:A2s、KQsなど
この時にあなたのハンドが、AdQcのように、ボードのテクスチャーに合ったハイカードを持っているかどうかによって、あなたの適切なアクションが変化するということです。
まとめ
というわけで今回はウェットなボードにおけるトップペアの概要についてまとめました。
ドライなボードとは違って、ウェットなボードでは判断が複雑になります。またウェットなボード特有のブラフのチャンスや、本物のドローハンドハンドに対してもケアが必要です。
実はウェットなボードでトップペアが出来ている状況というのは、ホールデムの中でも最も難しい判断が必要とされるます!しっかり対応できるようになりたいですね!私も含めて!