フロップでビッグハンドをヒットさせた時vol.8【多人数、IN、主あり、DRY】

どうも、しんじです!

今回あつかう状況は、多人数ポットで、ビッグハンドをヒットさせた時に、相手が自分の主導権を奪いに来た場合を考えます。

簡単に言うと相手からリードベット、ドンクベットが打たれた状態です。それでは具体的な状況とアクションの根拠を見ていきましょう!

フロップでビッグハンドをヒットさせた時

状況

  • ビッグハンド:フロップでトップツーペアや3カード以上のハンド
  • 多人数ポット:2人のヘッズアップのポットではなく、3人以上のポット
  • インポジション:相手より後に行動できる有利なポジション
  • 主導権あり:自分がオリジナルレイザーになっていて、主導権を持っている
  • ドライなボード:ドローハンドなどが考えられないボート

ポジションもあり、主導権も持っている状況ですが、あなた以外の2人以上のプレイヤーがゲームに参加している状況です。そんな中、あなたはフロップでビッグハンドをヒットさせました。

今回、あなたが主導権を持っているのですが、フロップで誰かが先にベットしてきて、主導権を奪いに来たことを考えてみます。

具体的な状況

アーリーポジションのプレイヤーがリンプイン。あなたがボタンで99をレイズ。SB、BBがコールして、アーリーポジションのプレイヤーもコールしました。

 

それ以外は全員フォールドして、4人参加のポットになっています。フロップはAc-9d-3hとなり、あなたにはセットができた状況。自分に主導権がありますが、相手からフロップでベットが入りました。

MEMO

このような状況は、ルースなプレイヤーが多いテーブルで起こります。

アクションの結論

どのポジションの相手でも、相手からリードベットが入った場合、ジャストコールするのがアクションの結論です。

基本的に誰かからリードベットがあった場合は、ヘッズアップの状況と同じになるからです。ヘッズアップで、ビックハンドをヒットさせた時のアクションを行えばいいことになります。

例えば上の状況から、Bのプレイヤーがベットした場合、CとAが降りることが多いので、ヘッズアップの状況とほどんど変わりません。

つまりヘッズアップの状況で、相手から弱いリードベットがきた状況と同じになります。ここでレイズなどすると、相手からのバリューを得られなくなってしまうので、ジャストコールするんでしたよね。

ヘッズアップでの状況は以下に書いてあるので参考にしてください。

フロップでビッグハンドをヒットさせた時vol.2【ヘッズ、IN、主あり、DRY】

MEMO

例外として、自分より前にベッターとコーラーがいる場合は、リレイズした方がいいです。

例えば、Bからベットが入って、Cがコールしたという状況の時、オーバーコールするよりもリレイズが適切です。

このドライボードにおけるオーバーコールは、相手プレイヤーにあなたが非常に強いハンドを持っていることをアピールすることになるからです。

アクションの根拠

ここで重要なのは、どのポジションからベットが来ているかを考えることです。それでは順番にA、B、Cのプレイヤーについて考えていきます。

Aのプレイヤーからのベット

Aのプレイヤーからベットが来た場合、後ろに3人のプレイヤーがいる中で、Aのプレイヤーはベットしていることになりますよね。ここから推測できるのは、ある程度強いハンドを持っているということです。例えばAKのようなハンドですね。

Aのプレイヤーのベットによって、BとCがフォールドした場合は、あなたとのヘッズアップの状態です。

この状況では、変にレイズするのではなく、ジャストコールが適切でした。Aのプレイヤーのベットは、弱いリードベット、つまりインフォメーションベットだということです。

MEMO

Aのプレイヤーのベットに対して、BかCのどちらかがコールした場合、リレイズした方がいいです。

今の状況はボードがドライなため、あなたのオーバーコールは非常にハンドを持っていることを、相手に伝えることになってしまいます。

あなたのオーバーコールは、ドローの可能性が低いボードでも2人を相手にして勝てると思っているということを伝えるアクションだからです。

Bのプレイヤーからのベット

Bのプレイヤーは、後ろにアクションを残している2人のプレイヤーがいる状況でベットを打ってきています。ここからある程度強いハンドを持っていそうだと推測することが出来ます。

もしBのベットに対してCがフォールドしたら、Bのプレイヤーとあなたとのヘッズアップみたいなものですよね。この場合も、ジャストコールするのが適切なアクションです。

MEMO

Bのベットに対してCがコールした場合は、同じようにリレイズした方がいいでしょう。

あなたがもしコールすると、ドライボードでのオーバーコールとなり、相手にとっては非常に恐ろしいものに映ってしまうからです。結果バリューを引き出しにくくなります。

Cのプレイヤーからのベット

Cのプレイヤーからのベットは、後ろにあなたしかアクションを残している人がいません。そのポットを獲得するために打ったベットだと考えることが出来るので、そこまで強いハンドを持っていないとみなせます。

ここでベットするハンドは例えばAT、TTなどのハンドで、自分の立ち位置を知る必要のあるハンドです。

MEMO

もしAAを持っていたら、チェックレイズなどのトラップを仕掛けに来ることが多くなります。

こういった状況はヘッズアップになったも同然ですので、これもジャストコールして対応します。これによって相手プレイヤーがターンでもう一度ベットするミスを誘発することが出来ます。

まとめ

というわけで今回は、多人数ポットでビッグハンドがヒットしたときに、相手プレイヤーが主導権を奪い取りに来た場合について考えました。

基本的にはビッグハンドでジャストコールするのが適切なアクションになります。多人数ポットでも、ヘッズアップでどのようにアクションしたかを思い出しながらプレイするといいかもしれません!