フロップでビッグハンドをヒットさせた時vol.11【ヘッズ、IN、主△、WET】

どうも、しんじです!

今回からウェットなボードににおけるビッグハンドのあつかい方について、考えていきたいと思います。

MEMO

ウェットなボードとは、フラッシュやストレートのドローハンドができやすいボードのことです。

フロップでビッグハンドをヒットさせた時

状況

  • ビッグハンド:フロップでトップツーペアや3カード以上のハンド
  • ヘッズアップ:マルチウェイではなく、2人でポットを争っている状況
  • インポジション:相手より後にアクション出来る有利なポジション
  • 主導権の有無は関係ない:オリジナルレイザーは関係なく、誰が主導権を持っていてもOK
  • ウェットなボード:ドローが考えられるカードの結びつきが強いボート

主導権はあなたが持っていても、相手が持っていてもOKです。状況はあなたにポジションがあって、フロップでビッグハンドをヒットさせましたが、ボードはかなりウェットです。

具体的な状況

アーリーポジションから誰かがレイズ。あなたはボタンにいて、ハンドで99コール。あるいは、あなたがボタンから99でレイズして、BBの相手がコール。

 

それ以外は全員フォールドしていて、ヘッズアップ。フロップはAh-Ts-9sとなり、セットができた状況。

注意

このボードはストレートドローもフラッシュドローもあるかなりウェットなボードです。ターンで落ちるカードによってセットでも危なくなる可能性が強いです。

アクションの結論

相手がチェックした場合

相手がオリジナルレイザーでチェックした場合と、自分がオリジナルレイザーで相手がチェックした場合の両方が考えられます。

フロップでビッグハンドをヒットさせ、ボードがウェットな場合は、主導権のあるなしは関係ありません。相手がチェックしたなら標準的なハーフポットサイズのベットすることが結論です。

少なくとも相手がドローハンドでコールすることが正しくなくなるようなベットはする必要があります。もしここでチェックすると相手にフリーカードを与えてしまうことになりますので良くありません。

MEMO

もしあなたのベットに対してチェックレイズしてきたら、リレイズします。これはのちのストリートであなたの意思決定を簡単にするためです。

もし相手のチェックレイズにフラットコールすると、次のターンで開かれたカードがウェットな場合、相手にドローができるかもしれず勝っているか負けているかの判断が難しくなり、意思決定が困難になります。


相手からベットした場合

相手がオリジナルレイザーでC-betを打たれた場合、もしくはあなたがオリジナルレイザーなら相手から先にベットしてきた場合です。

フロップでビッグハンドをヒットさせ、ボードがウェットな場合は、常にリレイズを返すのが結論です。これによってのちのストリートの意思決定を簡単にできるからです。

まとめ

今回はウェットなボードにおけるビッグハンドの取り扱いについてまとめました。ウェットな場合は、ターンで判断が難しくなる場合が多いので、それ以前でけりをつけられるようにアクションする必要があります。

ドライボードの時のようには、バリューを最大にすることだけを考えることは出来ません。自分のハンドをベットによってプロテクトするということが大切です。