いままで過去の自分を振り返るという形で、自分のことを知るというアプローチを繰り返してきた。今回は、振り返った過去を大きくまとめよう。
これまでの生い立ち
いままで自分の人生を振り返ってきた。その結果、以前と比べると自分がどんな人間だったのかということが客観的に見やすくなってきたはずだ。それらの事実をまとめて、自分の人生の生い立ちをまとめよう。
生い立ちは生じた事実ベースで書き上げるものだ。あなたはどんな生い立ちだったといえるだろうか。過去に起こった事実を振り返りながらまとめよう。
この生い立ちを書くことで、自分の人生の本当に大事だったポイントをしっかりと思い出すことができる。自分にとってどんな影響が強く働いているのか、しっかり見極めよう。
これまでの自分らしさ
そしてもうひとつの目線が、自分らしさはどうだったかという目線だ。みんなにはみんなの、自分には自分の、自分だからこその人生があるはずだ。そこにフォーカスして、これまでの自分らしさとは一体どういったものだったのかをまとめよう。
ポジティブなものも、ネガティブなものも、どちらに注目しても構わない。あなたの自由だ。そのうえで、これまでの自分はこんな自分だったなということを、見栄を張らずに、等身大で書き出そう。
これまでの自分らしさを振り返ることで、自分がどんな人間として生きてきたのかを客観的にまとめることができる。そうすることで自分を深く知るきっかけが作れるはずだ。
別に現段階で違和感があっても、構わない。違和感があると、またどこかで必ず思い出すからだ。そして思い出した時に、修正していけばいい。
まとめ
この行程で、昔のことをしっかり思い出すというのは、ひと段落になる。自分の紡いできた歴史を振り返った感想はいかがだっただろうか。
たくさんの新しい発見があったんじゃないだろうか。もしくは、過去を思い出すというのはこんなに大変なんだと感じたんじゃないだろうか。
すべての感覚は、あなたにとって正しい感覚だ。その感覚を正しい、間違ってると判断するのではなく、まず受け入れよう。そして自分自身の歴史を認めよう。それができれば、自分を知るための、一歩を踏み出せたということだ。