徹底自己分析⑤:自分の長所と短所を考える

いままで、夢や、好きなこと、嫌いなことなどを書き出してきた。それらを踏まえて、自分の長所と短所について考えてみよう。

自分で考える長所と短所

そもそも自分のことは、自分ではなかなかわかりづらい。他の人にはできないことであっても、自分にとっては普通にできることが多いからだ。

だから自分の長所に限らず短所についても、自分では気づきにくい。ではどうしたら、自分の得意なこと、苦手なことに気づけるだろうか。

答えは簡単。だから今まで自分の好き嫌いや思考を紙に書きだしたのだ。それらを客観的にみることができるようにするために。

今までにかいた好きなコトや嫌いなコト、夢すべてを見直そう。そして自分のなかで長所と短所について書き出していってみよう。

長所と短所は表裏一体

例えばいつでも明るくて元気なのが取り柄だという人がいるとしよう。目標にむかってみんなを鼓舞してくれて、チームの士気も、その人がいるだけであがる。その人が持つ素晴らしい長所だ。

ところが、それを悲しい場所、たとえばお葬式などでも同じように、明るく元気にされていたらどうだろう?「おい、なくな!悲しむな!へいへいへい!」などと言われたら、正直嫌だろう?いわゆる空気を読めない人になってしまう。

つまり状況によって、長所は短所にもなり、短所は長所にもなるということだ。だから最高の場所というのは、あなたの長所は長所としてつかえて、あなたの短所もこれまた長所として使える場所だということだ。

それぞれの得意なところを活かす

長所と短所のことについて非常にわかりやすく書かれているのが、この動物学校という文章だ。少し読んでみてほしい。

あなたはどの動物だろうか?『動物学校』R・H・リーブス博士

MEMO

これまでの研究によって、短所を強制的に直された人というのは、生涯年収が下がることがわかっている。つまりだ、それはその環境では短所だっただけであって、場所がかわれば長所になっていたということだ。

アヒルには水かき、タカにはつばさ、うさぎには速く走る足、それぞれにいいところがある。タカに水泳しろといったって無理な話だ。タカにはそのつばさを最高に生かせる空があるんだから、空へとびたとう。

同じようにあなたには必ずいいところがある。だからまずそれを見つけよう。それをみつければ、次はそれを活かす環境を探せばいい。

長所と短所の書き方の例

長所

  • 個人で頑張れるところ
  • 好きなものに対しての集中力が高いところ
  • 常に向上心を持っているところ
  • 行動力があるところ
  • 相手の意見をきちんと聞けるところ
  • 人にやさしく接することができるところ

短所

  • 人と話すのが苦手なこと
  • さぼり癖があるところ
  • 人の目を気にして行動できないところ
  • 気分屋な所
  • ふとした瞬間に見返りを求めてしまうところ
  • 結果に執着できないところ
  • 見栄を張ってしまうところ

まとめ

長所と短所について考えることができただろうか?自分の短所ばかりに目が行ってしまいがちだが、長所も同じようにあるはずだ。そして短所については、それを活かせる場所があるはずだ。

だから短所がたくさんあるからと言って、落ち込む必要はない。むしろそれをしっかり認めて、それを活かせる場所を探そう。あなたの短所、それが最強の長所になるのだ。

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