自分のやりたいことが見つからない理由

どうも、しんじです。私もそうだったんですが、いまいち自分がやりたいことってわからなくないですか?でもなんで自分のやりたいことってわからないんでしょうね。ずっと謎でした。

私はどちらかというと受動的な性格です。なので様々な人や出来事に触れないと、やりたいことは見つからないんだろうなとか頭ではそう思っていたんです。たくさんチャレンジすることで、自分にやりたいことが見つかると。だから、私の場合はもっと能動的に行動することで、自分のやりたいことがわかるようになるんだろうなと思っています。

そんな思いの中で、この前、たまた本を読んでいたら、自分のやりたいことがわからない理由には、経験が少ない以外にも、別の理由もあるのかもしれないなというのに気づかされました。その話をちょっと紹介したいなと思います。

自分のやりたいことがわからない理由を考える

自分専用の快・不快コード

まず自分のやりたいことがわからない理由について話す前に、自分の快不快コードについての概念を説明しますね。あとから大事になってきます。

最近出会った本に「やる気が起きないが一瞬で消える方法」というのがありました。その中に出てくる内容なんですが、人間には、ひとりひとりに自分専用の快不快コードがあるというんですね。

この快・不快コードっていうのは、その名の通りで、「快」は自分の心地いいと思うことで、「不快」は自分にとって気持ち悪かったり、嫌だったりすることです。人によって心地よく感じることや気持ち悪く感じることは違いますよね。だから各々に快不快コードがあるっていうことです。

快・不快コードを意思で制御するとバグが起きる

そして本に書いてあることなんですが、この快不快コードを自分の意思で制御しようとすると、小さなバグが発生するというんです。バグというのは違和感と思ってもらえればいいと思います。

たとえば、やりたくないけど、明日が納期だから今日中に仕事やらなきゃとか。目の前にある甘いものを食べたいけど、ダイエット中だからやめようとか。あるは自分で決めたルールだから、必ず守らなきゃとか。

こんな風に社会的な正義だったり、自分の判断でやるとか、やらないを決定していくっていことは結構よくあることですよね。自分の快不快に関係なく。これを何度も繰り返すことで、その違和感が体に蓄積されていくそうです。つまりバグがどんどん大きくなっていってしまうということです。

そうやってバグが蓄積すると、だんだん本当に自分の快・不快がわからなくなっていってしまうそうなんです。そうすると無気力になっていくんですって。そして結局自分がどうしたいのか、それがわからないようになってしまうと。

会社で自分の意見を押し殺し続けた過去

私も会社では自分の意見を押し殺していました。たぶんほとんどの皆さんがそうだと思います。そもそも全部おもっている意見が言える人なんていませんよね。

わたしが一番ショックだったのは、学生時代は質問することが良しとされていました。どんなレベルの質問であってもです。でも会社は違います。質の高い質問をしなくてはいけません。そして質問するということは相手からすると嫌な場合もあるということに気づいたのです。日本の会社はそういう場所なんだと、いまではわかるようになりました。

他にも上司に自分の思ったことを言えない。自分はこうした方がいいと思う行動をしても怒られる。やりたくないことをやり、やりたいことができないそんな日々を過ごす中で、私は何がしたいんだろうということがわからなくなっていってしまっていました。

そして気づいたときには毎日愛想笑いを繰り返し、腹の底から笑うことなどなくなってしまっていたのです。これはホントにやばいなと思いました。

そしてようやく本を読んで気づきました。毎日、自分の快不快コードを自分の意思で書き換えていたなって。そうやってストレスが溜まっていったんだと。だから今は会社をやめて本当に良かったと思っています。

3年勤めた会社をやめて世界一周した理由

自分の快・不快に忠実に生きる日をつくる

じゃあどうしていったらいいのかということですが、一週間に一回でも、もしくは2週間に一回でも、自分の快不快コードにしたがう日を作るというのがいいかもしれません。

会社にいるとどうしても自分の思いを押し殺さなくてはいけないことが出てくるのはわかります。ただそのままいるとやっぱり自分の体の中にバグがたまっていって、ストレスがたまったり、無気力になったりしてしまいます。

いきなりすべてを快不快コードにしたがって生きることができない状況もわかります。なので、すこしずつそういった日や時間を増やしていくというのがいいのではないかなと思います。

まとめ

自分のやりたいことがわからない理由というのは、自分の快不快を自分の意思で強制したり、変えてきてしまったことが、ひとつの原因かもしれません。私がこの考え方を見たときに、自分はこれだなって思いました。

自分のやりたいことがわからないという人は、自分が気持ちいいと思ったことをやっていく。自分の不快だなと思うことはしないという大原則をいちど思い出して、生活に取り入れてみるのがいいかもしれませんね。