「大家さんと僕」を読んで感じた等身大の大切さ

ちょうど昨日なんですけど、カラテカの矢部さんが書かれた「大家さんと僕」を書籍で読みました。とても素敵な物語だったのと、ぼくにとって等身大の大切さを改めて教えてもらえた内容だったので、それを書きたいと思います。

まだ読んでいらっしゃらない方には少しネタバレになってしまうかもしれませんのでご了承ください。

飾らない日常を描いてる

まずストレートに矢部さんと大家さんの、飾らない日常を描いています。だからなんだか、すごく共感できます。別に普段から自分と相手に何が起きているかなんて、きにもとめないじゃないですか。

でもこの「大家さんと僕」では矢部さんが大家さんとのやりとりを細かい部分までしっかりフォーカスして書かれていんで、楽しいです。

ほっこり笑えて、優しい気持ちになれる

先ほど飾らない日常だから、共感できると書きましたが、加えてほっこり笑えます。なんていうんでしょう。クスクス笑ってしまう感じです。

冒頭の部屋の電気をつけたら、電話でおかえりなさいってかかってくるとか、洗濯物がたたまれて家の中にあるとかっていうのは、思わず笑ってしまいました。

他にも大家さんが夜帰ってこないシーンとか笑っちゃいました。みんなすごく心配するんですけど、それをいい意味で裏切ってくれる大家さんに、ほっこり優しい気持ちになりました。

大家さんがいなくなってしまいそうな心配

大家さんはもうご高齢なので、温かい日常の中にも、常にもの悲しさがあります。いつ大家さんがなくなってしまうのだろうと、不安な気持ちのなかで、物語は進んでいきます。だから私もずっと不安でした。

でも矢部さんや、大家さんの周りにいる人たちと一緒に、とちゅうから大家さんを応援しているような感覚になっていました。人を失った経験のある人なら、きっと同じような気持ちになるんじゃないかと思います。

等身大の自分を描いた勇気

この「大家さんと僕」を読んで思ったのは、やっぱり背伸びしたって、かっこつけたって、あんまり意味ないなってことです。正直な自分の気持ちをしっかりかいて、そのままの大きさでつたえることが大切だなって。

だからこそ共感できるし、笑えるし、温かい気持ちになれたんだろうなと思います。でも等身大の自分を書くことって結構、勇気がいると思うんですよね。芸人であんまり売れてないとか。自分でかくのは勇気いるだろうなって思います。

まとめ

失礼なのはわかっていますが、絵はめちゃくちゃ上手でもないですし、言葉もつたないところがあります。でも僕は好きです。飾らない温かい気持ちになれました。みんなも読んでみるといいかも。