さて突然ですが、質問です。
あなたには対等な人間関係の人はいますか?そもそも対等な人間関係とはなんでしょうか?どうすれば対等な人間関係を構築できるのでしょうか?
今回は、対等な人間関係を築くために必要だと思われるポイントについて簡単にまとめておきたいと思います。
対等な人間関係を構築するための3つポイント
対等な人間関係を構築するための3つのポイントを以下にまとめておきます。
- 対等でいることができる環境を探し続けること
- 断ること
- 自己主張すること
対等な人間関係とは?
そもそも対等な人間関係とはどういった関係でしょうか?
ここでは対等な人間関係を「アサーティブなコミュニケーションが取れている状態の関係」と定義します。アサーティブは「適切に自己主張することができる」という人間関係のことです。
アサーティブなコミュニケーションを推進するアサーティブジャパンでは以下のようなことを述べています。
自分の気持ちを率直に伝えたり、自分の考えをきちんと伝えることは難しい、しんどい、と感じることはありませんか。また言いすぎてしまった、もっとはっきりものが言えたらいいのに、上手に断れるようになりたい、攻撃的な言い方をやめたい、自信をもって人と接することができるようになりたい…。
でも、どうやったらそんなふうにコミュニケーションすることができるのでしょうか。その道しるべとなってくれるのが「アサーティブ」です。
自分の思っていることを、言える状態。あなたも私も大丈夫。これが対等な人間関係と言えるのではないでしょうか。
対等な人間関係を構築するポイント
自分で環境を探すこと
対等な人間関係でいるうえで最も重要なのは環境です。なぜなら環境によっては、対等な関係になりづらいことがあるからです。
例えば会社の職場といった環境があります。上司と部下という関係があり、上下関係が基本です。会社の職場では対等な関係を目指すことは難しいでしょう。
一方でフリーランスなど、個人的に独立している場合は、取引先と対等な立場で契約を結びやすいです。これは、もし嫌なことがあれば、はっきりと主張しやすいといったことがあります。
対等な関係を作るよりも先に、どんな環境であれば対等な関係を作り出せるかを、考えながら行動することが大切です。
断ること
これは対等なコミュニケーションを取る上で、効果的な方法のひとつです。なぜなら断るのは自己主張の中でも難易度が高いことなので、適切に自己主張できている可能性が高いからです。
例えば上司から突然仕事を振られたとしましょう。この時に「できます」と安請け合いしてしまうのではなく、本当にできるかどうかを考えて、できないのであれば「NO」ということです。
こうやって断ることができるようになることで、一歩一歩、対等な関係に近づきます。
対等な人間関係を作る際の注意点
まずはリスクの少ないところから始める方がいいです。そして徐々に難易度をあげていきましょう。
例えば配偶者、彼氏彼女、仲の良い友人からの誘いを断ってみます。また、今まで言いにくかったことを伝えてみる、というのも良いと思います。そして最終的には上司などにも、きちんと意見を言えるようにしていきましょう。