今日は最近実践している効率的な勉強サイクルについてまとめておきたいと思います。
効率的な勉強サイクル
まず大前提として知っておくべきこと
ポモドーロテクニック、もしくは短時間きざみ勉強法が前提
まず前提として、ポモドーロテクニックを使います。ポモドーロテクニックは作業時間と休憩時間をセットにして、業務を行っていく方法です。
ご存知の方も多いと思いますが、簡単に具体例を出して説明しておきますね。
例えば英語の学習をしようと思ったら、30分を1サイクルに決め、24分勉強+6分休憩と区切ります。これを繰り返して学習を進めていくという方法です。
ここでは30分を1サイクルに決めましたが、自分にあう1サイクルの時間を見つけてください。10分でも20分でも構いません。ちなみに30分以上にサイクルを設定すると集中力が続かないことが多くなるので、おすすめしません。
設定した学習時間でのゴールを決める
続いて自分が決めた1サイクルの時間で、何を学ぶのかということを明確にします。
例えば英語学習をしていた場合には、「現在進行形の形を理解する」「単語を20個覚える」などを設定してから、作業に入ります。
こうすることで、作業の目的が明確になり、より効果的に時間を使うことができるようになります。
具体的な方法:6ステップ
では以上の前提を踏まえた上で、効率的な学習方法についてまとめていきたいと思います。
- 前日の夜にToDoリストを作る
- 前日の夜に、作成したToDoリストのタスクが何サイクルで終わるかを予測する
- 実際にタスクを行ったら、そのタスクの結果を測定可能な数値に変換して記録する
- 1サイクルでの気づきや学びを一言でまとめる。また改善策も出す。
- 休憩時間は瞑想か筋トレ
- ToDoリストを全てやり終えたら、予測と実測の差を把握して、予測力を強化する
前日の夜にToDoリストを作る
まず前日の夜にToDoリストを作ります。明日のToDoリストを作ることで何をするべきかというのが明確になって、効率的に時間を使えるようになります。
前日の夜に、作成したToDoリストのタスクが何サイクルで終わるかを予測する
続いてToDoリストにあげたタスクが、それぞれ何サイクルで終わるかを予測します。
例えば1サイクルを30分と設定したとしますよね。
そしてタスクの中に「英単語を20個覚える」があったとします。このタスクが何サイクルで完了できるかを予測します。例えば1サイクルでできそうだなと思ったら、それを記録しておいてください。
これによってタスクを実行するのにかかる時間を予測する力を鍛えることができます。これは自分の実力をしっかりと把握する事につながります。
自分の実力をしっかり把握する事で、自分の仕事を自分の予測通りに進めることができるようになります。
実際にタスクを行ったら、そのタスクの結果を測定可能な数値に変換して記録する
タスクを完了したら、そのタスクを行った際の結果を、測定可能な数値にして記録してください。
例えば「英単語を20個覚える」ということを20分で達成できたとします。この場合は、1単語覚えるのに1分かかっていますよね。このようにして、そのタスクの結果を測定できる数値に変換して記録しておきます。
こうすることで、より効率的に作業することができたのか、それとも作業効率が落ちたのかということが一目でわかるようになります。
またどんな状況だったら効率的に作業できるのか、あるいはどのようにしたら効率が下がるということもわかってくるので、より効果的に時間を過ごすためのヒントを得ることができるようになります。
1サイクルでの気づきや学びを一言でまとめる。また改善策も出す。
実際にタスクを完了したら、そのサイクルでの気づきや学びを一言でまとめておきます。もし可能であれば、どうすればもっと効率的な時間を過ごすことができたのかという改善策も出せるとなおよしです。
例えば「英単語を20個覚える」というタスクに対して予想していたよりも、倍の時間である60分かかってしまったとします。そうしたら「英単語を10個覚えるのには30分かかる」とコメントを残しておきます。
こうすることで、自分の実力や能力を客観的に把握できるようになります。またどうすれば、この効率を高められるのかという改善策も出しやすくなります。
休憩時間は瞑想か筋トレ
基本的に休憩時間は自由ですが、忘れないで欲しいのは、休憩時間とは次の作業の効率を高めるための時間です。なのでゲームやSNSなどの注意力をそらすものは基本的に触らないようにしてください。
おすすめは瞑想か筋トレです。筋トレすることで全身の血流が良くなり、集中力が上がります。もし筋トレが辛いようであれば、自分の呼吸に集中する瞑想を行うのでもいいと思います。
ToDoリストを全てやり終えたら、予測と実測の差を把握して、予測力を強化する
前日に予測していた各タスクのサイクル数と、実際のサイクル数の差を確認してください。
おそらく予測していたサイクル数の方が少なかったんではないでしょうか?言い換えるなら、実際にはもっと時間がかかっていたということが多いと思います。
これは自分の能力を高く見積もりやすい傾向が人間にはあるためで、最初は仕方ないことです。
ただし、この予測と実力の差が大きくズレているとモチベーションに影響してしまいます。本来モチベーションとは、適切に未来を予測できると、モチベーションが上がるということがわかっています。
つまり予測と実力の差が大きくズレていると、自分の予想している未来とズレが大きくなってしまうためモチベーションが下がりやすくなります。
モチベーションを持続するためにも、予測力を鍛えて、なるべく自分の実力を正確に把握しましょう。