さて、突然ですが皆さんの中に「年上と話すのが苦手」だという人はいませんか?
後輩と違って、年上の人には敬語を使わなくてはいけないですよね。また言いたいことを言えなかったり、気を使わなければいけなかったりします。そうするとストレスが溜まってしまいますよね。
かくいう私も中学時代から先輩が苦手でした。そしてそれは社会人になった今でも上司が苦手という形で続いています。
一時期は年上の人と何とか仲良くなりたいと思って、付き合い方を本やネットで色々勉強した時もありましたが、自分が思ったような効果は出ず、メンタル的に疲れてしまう時もありました。
しかし年上の人との付き合い方について、自分のメンタルの持ち方の部分で「あること」に気付いてから、上司や先輩との付き合いがそこまで苦ではなくなりました。
そこで今回は年上が苦手な人のための、上司や先輩と付き合う時のメンタルの持ち方について、簡単にまとめておきたいと思います。
年上の人と話すのが苦手な人へー先輩・上司と付き合う時のメンタルの持ち方ー
苦手でOK、無理にしゃべらなくてOK
まず重要なことは「年上の人と無理に仲良くなろうとしなくてOK」だということです。これは先輩や上司のことが苦手な自分のままでOKだし、無理に喋ろうとしなくてもOKいうことです。
なぜかというと、年上の人と無理に喋ろうとしたり、仲良くなろうとするのは自分のメンタルをかなり消耗するからです。ちなみに上司や先輩も、「こいつ無理してるなぁ」ってわかりますから、お互いに辛いだけです。
例えば私の場合の失敗ですが、上司と仲良くなるためには上司に興味を持とうみたいなネット記事を見たので、上司に毎日、雑談をふるようにしていました。ありきたりな天気の話題から、趣味なども含めて毎日ひとつ質問するみたいな感じですね。しかし一向に上司との距離が縮まった感覚はありませんでした。
ある程度上司に質問を続けて気付いたことは、「相手が自分を好きになってくれるかどうかは自分ではコントロールできないんだな」ということです。
当たり前のことですが、どれだけ自分が好意をもって相手に接しても、相手が自分を好きになってくれるかどうかはわからないということですね。このことに気付いてから随分気持ち的に楽になりました。
ちなみに無理して仲良くなろうとしなくても、仲良くなれる上司はいます。逆に仲良くなれない上司とはいつまで経っても一向に仲良くなれません。
年上の人は基本苦手でOKだし、無理に喋ろうとしなくてもOKという考え方の方が、自分のメンタルを守ることにもなりますし、年上の人も楽だということに気付いたわけです。
年上の人との付き合いが苦手だと言うことは、逆に同期や年下とうまく付き合うことができるというメリットにもなり得る部分です。
なので無理して年上の人と仲良くなることは、自分の長所を無くしてしまうことにもなり得ます。自分のできることを大切にしてあげてください。
自分の快・不快に従う
もうひとつポイントがあります。それは自分の気持ちいいと感じること、自分が嫌だと感じること、その感情にしたがって行動するということです。
例えば上司と一緒にいる時に、なんか居心地が悪いなと感じることはありませんか?
そんな時は、すぐにその場から立ち去ることをおすすめします。逆にある先輩と一緒にいる時に、楽しいな、一緒にいたいなと感じるようであれば一緒に仕事をするということです。
昔の私はこの快・不快を自分の意思で押し殺していました。
例えば直属の上司といるのが辛くても「何か話しかけよう、なんて質問しようかな」なんて考えていました。でも今ははっきり言えます。そういった上司と無理に一緒にいる必要はありません。その場をすぐに離れましょう。
それは一種の逃げと思う方もいるかもしれません。確かにそうです。ですが無理に一緒にい続けることによって辛くなり自分のメンタルが壊れてしまってはもともこもありません。まずは自分を守ることこれが大切です。
ちなみに長い間、自分の快不快の感覚を自分の意思でねじ曲げてきてしまった人は、自分が気持ちいいことと自分が嫌だと思うことが何なのかがわからなくなってしまっていることがあります。
それはかなり危険な状態なので注意が必要です。まずは自分の快不快の感情に気づくことからはじめてください。そしてその感情にしたがって行動するように変えていってください。
それでもダメなら、自分のいる場所を変える
ただ、苦手な年上の人とどうしても距離をとることができない場合もありますよね。例えば仕事の直属の上司です。
これについては正直どうしようもない部分もありますので、どうしてもスルーできない上司や先輩との付き合い方について書いてある以下の記事内容を読んでやれることをやってみてください。
記事の内容の結論は以下のようなものです。
- 相手から指摘された内容を受け入れ、直す努力をすることで、なりたい自分に近づけるなら欠点を素直に直す。
- 指摘内容を直しても、理想の自分に近づかないと思うなら、指摘をスルーする。
- 指摘をスルーする場合で、これから長く付き合っていかなくてはいけない人に指摘された場合は「これが私なんです」とはっきり伝える。
もし上記の記事の内容を試してみてもやっぱり辛い、と言うことであれば無理してその場にいる必要はありません。最初は勇気が必要ですが、思い切って自分のいる場所を変えましょう。退職するもよし、転職するもよしです。
そうやって自分がいて気持ちの良いという環境を探し続けていくことが重要です。そうすることが自分を守ることにつながります。
まとめ
というわけで今回は年上の人と話すのが苦手な人のための対処法について簡単にまとめてみました。今回述べたことは自分の気の持ちよう的な部分が大きいですが以下の3つがポイントです。
- 上司や先輩は苦手でOK、無理に仲良くなろうとしないこと
- 自分の快不快にしたがって行動し、不快なら逃げること
- もし距離を離すことができないのなら、自分のいる場所を変えること
もし今辛いなと思っている場合は、思い切って自分の快不快にしたがって行動してみてください。最初は勇気が必要な場合もありますが一度行動してみると自分の気持ちがすごく楽になることに気づくはずです。