<この記事はこんな人におすすめ>
- 変数について知識がまだない人
- Ruby入門者
<この記事でわかること>
- 変数のイメージ
- 変数の定義
- 変数をつかう3つの理由
変数について
変数とは
変数についての説明と、変数をつかうための定義について確認します。
- 変数とは値を入れておく箱のようなもの
- 変数をつかうには変数を定義する必要がある
- 定義の仕方は「変数名 = 値」。この「=」は等しいという意味ではなく、左の変数に右の値を代入するという意味
変数とは箱のようなもの
変数とは値を入れておく箱のようなものです。下の図をみてください。箱が変数で、箱の名前が変数名、’Shinji’という名前が値です。
変数をつかうには定義が必要
定義というと堅苦しく感じますが、ようは値を箱に入れてあげるということです。
また変数の使い方はとても簡単で、変数に値を入れてあげて(代入)、その変数を出力するだけでつかうことが出来ます。
- 変数をクォーテーションで囲わないように注意してください。文字列として認識されてしまいます。
- 変数を定義する時に使っている「=」は等しいという意味ではなく、左の変数に右の値を代入するという意味なので注意してください。
# 変数nameに、文字列「にんじゃわんこ」を代入してください(変数の定義) name = 'にんじゃわんこ' # 変数nameを出力してください puts name # => 'にんじゃわんこ' #変数をクォーテーションで囲わないようにしてください。文字列として扱われてしまいます。 puts 'name' # =>name
変数をつかう理由
変数をつかうのは何故なんでしょうか。以下の3つが主な理由です。
- 同じ要素を繰り返しつかえる
- 変更に対応しやすい
- なんの要素かわかりやすい
そもそも同じ要素を何回も書くのは大変ですよね。しかし変数を使えば同じ要素を繰り返しつかうことが出来ます。
以下のプログラムをみてください。変数の性質を利用すれば、変更・修正したい箇所が出た時に、作業を少なくすることが出来ます。
変数を使わないと3箇所変更することになりますが、変数を使っていれば変数の値を1箇所変えてあげるだけで修正可能です。
#もし「マスターしよう」を「使ってみよう」に変えようとすると3箇所の変更が必要 puts "HTMLをマスターしよう" puts "CSSをマスターしよう" puts "Rubyをマスターしよう" #以下の書き方ならtextの変数だけ1箇所変更すれば、3箇所とも変更できる # 変数textに「をマスターしよう」を代入してください text = 'をマスターしよう' # 下記の文字列に変数textを連結してください puts "HTML" + text puts "CSS" + text puts "Ruby" + text
また変数は箱のようなものだと言いました。箱につける名前を見れば、どんな要素が入っているのか分かりやすくなります。
例えば上の例なら「text」という変数に「’をマスターしよう’」という文字列を入れています。「text」という変数名から、何かしらの文字列が入っているんだろうなと推測することが出来ますよね。
テキストなのか、値なのか、文字列なのか、誰がみても分かりやすい名前をつけると、コードの可読性が上がります。特に共同で開発する時などに分かりやすい名前をつけるのは重要ですね。
まとめ
というわけで今回は、変数について簡単にまとめました。変数は値を入れておく箱のようなものというのが大切なイメージです。
変数には色々なルールがあるので、それについてはまた説明していきます。