<この記事はこんな人におすすめ>
- 式展開について知りたい人
- Ruby入門者
<この記事でわかること>
- Rubyの式展開について
- 式展開の方法
- 式展開の注意点
Rubyの式展開
Rubyの式展開とは
出力したい文字列のなかに、計算結果などの変数を埋め込みたいことはよく起こります。そんな変数を文字列中に含めたい時の方法が式展開です。
ダブルクオーテーションで囲まれた文字列の中に「式」を記述できます。式を文字列の中に記述するには次のように記述します。
#{式}
Rubyにおける「式」とは色々なものがあります。以下に例をあげておきます。
- 文字列
- 数値
- 変数
- 配列
- メソッド呼び出し
- 演算子式
式展開の具体例
改めてになりますが、文字列中で「#{式}」という形で、変数をはじめとする「式」を使うことができます。
サンプルのプログラムをみてください。ここでは面積を求めるプログラムを作っています。文字列に計算した面積の値(area)を出力できるように式展開を使っています。
length = 9 width = 8 area = length * width # 「面積は◯◯です」となるように出力してください puts "面積は#{area}です" => 面積は72です
ダブルクォーテーションでしか展開されない
式展開の注意点はダブルクォーテーションでしか展開されないことです。シングルクォーテーションで囲んでも、式展開されないので注意してください。
length = 9 width = 8 area = length * width # 「面積は◯◯です」となるように出力してください puts "面積は#{area}です" => 面積は72です #シングルクォーテーションだと式展開されず、そのまま出力されます puts '面積は#{area}です' => 面積は#{area}です
まとめ
というわけで式展開についてまとめました。頻出ですので、そのうち覚えてしまうと思います。
いつも文字列をシングルクォーテーションで囲んでいる場合は、ダブルクォーテーションで囲うのを忘れないようにしてください。