フロップでビッグハンドをヒットさせた時vol.1【ヘッズ、IN、主あり、DRY】

どうも、しんじです!フロップでビックハンドがヒットすると、単純にうれしいですよね(笑)

しかし、ビッグハンドを変にスロープレイしたりすると、相手から十分にバリューを引き出せないこともあります。

そこで今回から何回かに分けて、フロップでビッグハンドができたときのガイドラインについてまとめていきたいと思います!

フロップでビッグハンドをヒットさせた時

フロップでの状況

フロップで以下の状況だとします。

  • ビッグハンド:ここではトップツーペア、セット、フルハウスなどの種類は問わない
  • ヘッズアップ:多人数ポットでなく2人のポット
  • インポジション:相手よりもポジションが後ろで、後に行動できる
  • 主導権あり:オリジナルレイザーで、主導権を持っている
  • ドライなボード:フラッシュやストレートのようなドローハンドの可能性が低いフロップ

この状況でアクションの目的

モンスターハンドでボードがドライなら、どうやったらバリューが最大にできるか、どのようにアクションしたらMaxで稼げるかを考えます。ハンドのプロテクトは考えなくていいです。

この状況でのアクションの結論

ビッグハンドでC-betを打つことがアクションの結論です。ビッグハンドでも、弱いハンドでもC-betを打つことで、相手に自分のハンドの情報を与えずに済みます。

MEMO

C-betはハーフポットサイズでした場合、必要勝率は33%です。基本的に相手は70%の割合でボードをミスするので、利益率が高いアクションといえます。

基本的にフロップでビッグハンドができることはまれなことですよね(笑)。ほとんどの場合は、何もない手でC-betすることになります!

アクションの根拠について

具体的な状況設定

さきほどの状況は以下のような状況でした。

  • ビッグハンド:ここではトップツーペア、セット、フルハウスなどの種類は問わない
  • ヘッズアップ:多人数ポットでなく2人のポット
  • インポジション:相手よりもポジションが後ろで、後に行動できる
  • 主導権あり:オリジナルレイザーで、主導権を持っている
  • ドライなボード:フラッシュやストレートのようなドローハンドの可能性が低いフロップ

では、上記のような状況になるパターンを考えます。

具体的な状況

 

あなたがAd9cでボタンからオープンし、BBがコール。フロップがAc9d3のようになり、2ペアがヒット。

ビッグハンドでのC-betの重要性の根拠

では上記の状況の時に、相手プレイヤーの状況と自分の状況を考えてアクションの根拠を考えてみます。

相手プレイヤーに何もヒットしていないとき

 

インポジションで主導権も持っているので、普通あなたはC-betを打ちますよね。例えばAJみたいな手だったら、トップペアが出来ているので、おそらくC-betを打つと思います。

 

もしこの状況で、相手がチェックした後、C-betを打たずに自分もチェックを返すと、相手にあなたが持っているハンドが普通ではないことを感づかれてしまいます。自分のハンドの情報を与えることになってしまうのです。

 

プリフロップではレイズによってハンドの強さを主張しておきながら、フロップではチェックによってハンドの弱さを主張しています。これはつまり「強いハンドを弱くプレイしている」と相手に伝えているのと一緒です。

 

この状況での目的は「どうしたら最大のバリューを引き出せるか」でした。お金を稼ぐには、自分からお金をポットに入れていく必要がありますよね。つまりC-betする方がいいということです。

相手プレイヤーに何かヒットしているとき

 

相手の持っているハンドがJJだった場合

 

ここで相手のチェックに対して、自分もチェックを返すのはかなり良くないプレイになります。

 

なぜかというと、相手にセットを作らせる残り2枚のJを引かせるチャンスを、なんのペナルティもなく与えてしまうことになるからです。

 

もしハーフポットをベットしておけば、コールするために必要なオッズは3:1になりますが、残り2枚のJを引くオッズは20:1です。もしコールされても相手に数学的に良くないプレイをさせることが出来ます。

 

つまりC-betしておいた方がいいということです。

 

相手の持っているハンドがAQだった場合

 

相手のハンドがAQということは、ボードにAがおちていますので、トップペア、グッドキッカーのハンドです。これをフォールドするのは、かなり難しいことは皆さんも知っているはず。

 

もしここで自分がチェックを返してしまうと、相手にコールしてもらってチップを引き出すチャンスを失ってしまいます。それどころか自分のハンドが強いのに弱くプレイしているということを相手に感づかせてしまう危険性もあります。

 

ここでも普段通りにC-betを打つことによって、自分のハンドの強さを悟られないようにすることができます。

まとめ

というわけで今回は、自分がかなり有利な状況におけるビッグハンドの取り扱いについてまとめました。

結論は、ポジションがあって、主導権もあるなら、ビッグハンドであってもC-betということです。変にチェックレイズを狙ったりする必要はありません。