【要約&書評】アウトプット大全/樺沢紫苑

<この記事はこんな方におすすめ>

樺沢紫苑さんのアウトプット大全の要約を知りたい

アウトプットについて知りたい

自己成長の方法について知りたい

<この記事でわかること>

アウトプット大全の要約

アウトプットの法則

アウトプット大全が役に立った筆者の例

樺沢紫苑さんが書かれた「学びを成果に変える アウトプット大全」を読んだので、その要約と書評をまとめます。

アプトプット大全の要約

アウトプットとは?

インプットとアウトプットという言葉を聞いたことがありますか?

インプットは、脳の中に情報を入れる、つまり「入力」することです。アウトプットは、脳の中に入ってきた情報を脳の中で処理して、外界に「出力することです。」

例えば、「読む」「聞く」がインプットで、「話す」「行動する」がアウトプットです。

自己成長とアウトプットの関係

「月3冊読んで、3冊アウトプットする人」と「月10冊読んで、1冊アウトプットする人」とでは、どちらが成長すると思いますか?

間違いなく「3冊読んで、3冊アウトプットする人」です。この理由はいくらインプットしても、アウトプットしない限り記憶として定着しないからです。

アウトプットの基本法則

2週間に3回使った情報は、長期記憶される

インプットした情報は、アウトプットしないとすぐに忘れてしまいます。アウトプットされた情報は、脳がその情報を「重要な情報」と判断するので、長期に記憶しておくことができます。大体の目安として、2週間で3回以上アウトプットすると長期記憶に残りやすくなります。

出力と入力のサイクル

インプットとアウトプットの理想的なサイクルは、「インプット」したら、「アウトプット」する。また「インプット」する。そして「アウトプット」する。をどんどん繰り返すことです。これによって自己成長できます。インプットとアウトプットの反復こそが、知的生産活動の軸となります。

インプットとアウトプットの黄金比は3対7

小3-中2までの100人以上の子どもたちに、文章を暗唱するように指示を出した実験があります。子どもたちに与えられた時間は9分間でしたが、「覚える時間」(インプット)と「練習する時間」(アウトプット)の割合はグループごとに異なっていました。もっとも暗唱の記録がよかったのは、覚えるのに費やした時間が3割で、練習に7割のグループでした。

つまり何かを覚えたり、習得したりするのに最もいいのは、インプットとアウトプットの比が3対7の時だということが分かったのです。

アウトプットの結果を見直し次に生かす

インプットとアウトプットを繰り返せすだけでは成長できません。アウトプットによって得られた結果を評価して、次のインプットに修正を加える、フィードバックが必要です。見直し、反省、改善、方向修正、微調整、原因究明。これらのすべてがフィードバックです。やりっぱなしでは成長につながらないのです。

アウトプット力を高めるトレーニング

アウトプットは運動と同じで、繰り返すことでアウトプットする力が身についていきます。アウトプット力を高めるトレーニングを7つ紹介します。

日記を書く

健康について記録する

読書感想をかく

情報発信する

SNSに書く

ブログを書く

趣味について書く

これらを日常的に行っていくことで、アウトプットの力を高めることができます。

アウトプット大全の書評

アウトプット大全を読む前

ブログのネタのためにインプット重視

私はブログを書いているので、ネタを探すために自分の興味ある本をたくさん読むようにし始めたところでした。私は自分の好きなコトしか集中力もやる気も出ない人間なので、本や映画、マンガなどをたくさん読むようにして行こうと思っていたところでした。

アウトプット先はブログのみ

現状のアウトプット先はブログのみでした。SNS関連にはほとんどアウトプットしていません。自分は一度ブログに批判的なコメントをもらったことがあり、それがショックでSNSにはほとんど投稿することをしなくなっていました。

ちなみにブログについても、前まではSNSで拡散したりしていたんですが、別にわざわざ読んでもらうほどのことではないかなと思ったりして、アップしていないのが現状でした。

アウトプット大全を読んでの気づき

アウトプットによって知識が蓄積された経験

アウトプット大全を読んで気づかされたことなんですが、確かにブログに書いたことって忘れてないんですよね。最近Unityhubの使い方について記事を書いたんですけど、友人にそのことを聞かれても、すぐに答えられるようになっていました。

アウトプット大全の中に、手書きの方が圧倒的に記憶に定着するということが書いてあるんですが、確かに大学時代、手書きで書きまくっていた研究のことについては、たくさん覚えています。たくさんアウトプットをしていたからだったんだと気づかされました。

インプットしたけど、成長を感じられない自分

ぼくは本を読むのが苦にならない方なので、インプットはたくさんしてきていると思います。ただ何が変わったかといわれると、確かに何も変わっていないと思って自己嫌悪になったこともあります。

本を読んだからと言って、それをアウトプットすることがなければ、成長できないということを本書の内容でしって、なるほどと感じました。

各種SNSの使い方を理解する必要を感じる

あと気づかされたのは、各種SNSの使い方を知らないといけないなということです。アウトプットは今の時代すごくしやすくなっていると思うんですね。特にSNSが発達しているので。だからこそ、それぞれのSNSをうまく使っていくことで、効果的にアウトプットを増やすことができるだろうなと感じています。

ただ自分は現状ブログしかアウトプットする場所が確保できていないので、SNSの特徴を理解したうえで、情報を発信していくことが必要だと感じました。

アウトプット大全を読んで実践すること

アウトプットはインプットの直後

自分にとってとても大切だと思ったのが、アウトプットするのはインプットの直後ということです。アウトプット大全にも書いてありますが、インプットから時間がたってしまうと、その新鮮度というのはどうしても失われてしまうんですよね。

ブログの記事を書く時でも、昔のことを思い出しながら書くというのは大変だし、情報を忘れてしまっていることが多いです。

なので、書評を書くにしても、まずはすぐに情報を書き出すということをしていきたいと思っています。

ノートへのアウトプット術

アウトプットする際の技術についても書かれているんですが、ノートへのアウトプット術が非常に勉強になりました。たしかにアウトプットをいきなりPC上にしようとすると、アウトプットしにくかったりした経験があったんですよね。

でもノートなら好きに書き始めていくことができるし、つながりなどもすぐにわかるようになります。なので、見開きを使ってノートにアウトプットする術は今後やっていきたいなと思っています。

各種SNSへのアウトプット

あとはアウトプットの量を多くするために、各種SNSへのアウトプットも順次進めていきたいなと思いました。だいたいのSNSには触ったこともあるし、投稿したこともあるので、すこしずつ投稿を増やしていきたいな思います。

日記をつける

あとはアウトプット力をつけるためのトレーニングにも書いてる通り、日記をつけていこうかなと思います。日中は1人で作業することが多いのですが、やっぱりストレスフルなことはあるんですよね。だからそういったことを吐き出すことで、ストレスも減らしたいし、単純にアウトプットも増やせるということなんで、やっていこうと思います。

まとめ

ということでアウトプット大全の要約と書評についてまとめました。インプットとアウトプットに関する考え方が180度変わった一冊。自分が成長できていないとか、改善したいけど、どうしたらいいかわからないで悩んでいる人、もっと成長したいと思っている人におすすめの本です。特にアウトプットの手法を具体的に80個もあげてくれているので、すぐに実践することができると思います。