イシューからはじめよを読んで思ったこと

今回、書店にてイシューからはじめよを購入した。

有名なビジネス書であり、前々から気になっていたのだが、なかなか手に取る機会がなかったが、今回購入して読むことができて良かった。内容については、いい意味でエッジの効いている内容だと思った。そういう意味で人を選ぶと思う。

今回はそんなイシューからはじめよを読んで思ったことについて簡単にまとめておきたいと思う。

イシューからはじめよを読んで思ったこと

とりあえずやってみるが生産性を下げている

タイトルにもあるようにイシューからはじめることが生産性を高める上で最も重要であることが、淡々と述べられている。

そしてそのイシューの見つけ方、見極め方、さらにはイシューに取り組む際により細かく分析して仮説を建てる方法などが述べられている。それが本の内容の全てだ。

私の場合、今までは「とりあえずやってみなけりゃわからない」と思い、手当たり次第色々なことに取り組んでいたが、そのアプローチは極めて生産性が低いと本書では言われている。

この本を読んで得られたことは、何をやるべきか、何が解決すべき問題かをきちんと見極めることに多くの時間を使うこと。これが生産性を上げていく上での最も重要なアプローチということだった。

そういう意味で私は正反対のことをやっていたということに気がついたことは大きな収穫だったと思う。

クリエイティブな仕事をしている人向け

先ほど内容はエッジが効いていると言ったが、それは読む人が絞られるからという意味で使った。その理由はクリエイティブな仕事をしていないと、こう言った内容はそもそも理解してもらえないだろうなと思ったからだ。

この本で語られていることは限られた時間で、きちっとしたアウトプットを出すために必要なことが書かれている。時間の限られた切羽詰まった状況で、確実な成果を出すためには、その中できちっとイシューを見極め、それに対してアプローチし続けることが成果を産むと言う事が述べられている。

確かに私たちの時間は誰しもが有限だが、そこまで形のないものに対して答えを出すように仕事で言われることはほとんどない。というよりも、普通の会社において計画はそこそこに、つまりイシューの見極めはそこそこにして、むしろ何かしら実行に移していくことが美徳とされているような世の中である気もする。

なので、このイシューを見極めるということがどれだけの人に刺さる内容なのかというのは少々疑問に思った。経営者層、あるいは自分で事業を動かせる人たちのレベルでないと、そこまで共感してもらえるような内容ではないだろうなと感じた。

計画と実行の割合が8:2

私がこれからやっていこうと思うことの1つに計画と実行の割合を8:2とすることがある。これは8割をイシューの見極めや、計画、仮説などをたてることに使うこと、そして2割は実行に使うことを意味している。

イシューの見極めは今までやってこなかった部分があるので実践できるかどうか不安だが、見極め方についてはかなり細かく記載があるのでその通りに実践してみたいと思う。

まとめ

というわけで今回はイシューからはじめよという本についての感想をまとめてみた。内容は読む人を選ぶと思うが、一方で必要としている人には非常に体系的にまとめられた良書なのだと思った。

生産性を上げるための1つの方法として、取り組んでみるのはいいのではないだろうか。

 

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