自分のことを自分でしっかり認識できている人の特徴の一つが、自分の長所と短所を明確に把握しているという点だ。なかには自分一人だけで、長所と短所を明確に理解できている人もいる。しかしほとんどの人は、自分の長所短所を理解できていないことが多い。そこで今回は、他の人から、自分の長所と短所を教えてもらおう。
他人から見た長所と短所
今までやってきたワークは、ほとんどが主観的な目線であった。これらのワークも非常に大事なワークだったのだが、今回は他の人からの目線を入れてみよう。あなたが信頼できる人を最低3人思い浮かべてほしい。そして自分の長所と短所を3つずつあげてもらおう。
もっとたくさんの人に長所と短所を聞いてみても構わない。ちなみに多くの人に長所短所を聞くと、まったく違う長所と短所が返ってくることがある。それには2つのパターンがある。一つは、長所短所を聞いた相手があまり深くあなたの長所短所について考えていない場合。もう一つは自分の性格に裏表がある場合だ。
一つ目の相手が、適当に長所短所について答えている場合は、何の問題もない。むしろ時間をとって自分のことを考えてもらっているのだから、ありがたいくらいだ。
もう一つの、自分の性格に裏表があるというのは、良くない。人によって態度をかえることで、あなたの周りの他の人を傷つけることになる。そういったさみしいコトをしているうちは、自分というものを心から信じることはできないだろう。もし心当たりがあるなら、今すぐやめよう。やめる努力をしよう。
自分からみた長所短所との比較
以前、自分自身で自分の長所と短所についてあげてもらったと思う。それと、今回ほかの人から教えてもらった、自分の長所短所を見比べてみよう。そうすることで自分にはこんな長所があったんだとか、こんな短所があったんだということを発見できるはずだ。
やってみればわかることだが、長所短所を他の人に聞くというのは、勇気がいることだ。なぜか。それは自分が他の人からどう見られているか、そして短所といういわゆる悪い部分もしっかりと突き付けられることになるからだ。しかしそれを超えることができて初めて、自分というものに一歩近づくことができる。
まとめ
どうだっただろうか。長所短所を聞くときにドキドキしたんじゃないだろうか。そして自分の新しい一面に出会うことができただろうか。もしドキドキしたとか、新しい一面に会えたなら、それは本当に素晴らしい。勇気をもって行動できたということだ。
あなたの近くにいる人は、思っているより的確にあなたの長所や短所を教えてくれるはずだ。