前回は幼少期、小学生の時の振り返りを行った。今度は中学生の時のことについて振り返っていこう。
中学生の時の記憶・経験
この中学生の時代というのは、人生の中でも不安定で変化が大きい時期といえる。小学生の時とは、考え方や態度も変わる。自分の意思を明確に持ち始める。また人からの影響をより強く受けやすい時期でもある。いわゆる多感な時期だ。
中学生の時に感じた思いや、考えたことは現在の性格形成につながっていることも多い。しっかりと振り返ろう。
振り返る項目
- 勉強・成績
- クラブ・サークル・部活
- 趣味・遊び
- 恋愛
- 友人
- 家族
- 影響を受けた人
- 当時の夢
- その他
振り返るときに一番大切なこと
誰にも見られることのないノートであっても、たまに見栄を張っていいことばかり書き込む人がいる。自分の汚い部分を見つめられない人だ。
厳しいことを言うようだが、自分を深く知りたいと思うなら、自分の汚い部分を避けるな。汚いと思う部分から目をそらすな。まっすぐ向き合おう。それが自分なんだと。
そういうところがあるのが私なんだと認めよう。いいところも悪いところも、みんな私自身だ。そんな自分を認められるようになると、背伸びしたり無理しなくなる。それが自己分析の入り口なのだ。
勉強・成績の書き方の例
小学校の成績はトップに近かった。しかし中学は受験したこともあり、頭がいいし、性格もいい連中が多く、成績は最下層へ転落した。
そんな勉強ができない自分を当時認めることができなかった。その強さがなかった。だからテストの点数ごまかして、まるで勉強がめちゃくちゃできるやつのようにふるまっていた。
今思うと、本当に恥ずかしい思い出だ。こんなことは今後二度としないと決めている。
クラブ・サークル・部活の書き方の例
バレー部に所属していた。バレー部のメンバーは本当に気さくな奴ばかりで、今思うと本当に楽しかった。ただ弱小チームで、試合には勝てなかった。今思うと女子バレー部の子たちがかわいかったと思う。先輩も後輩も、本当にいいメンバーだった。
趣味・遊びの書き方の例
中学から家がかなり遠かったとこともあって、中学の時の友達と家で遊んだりしたことはほとんどなかった。また友達の家に行って遊ぶこともほとんどなかった。
父にすすめられてやっていたギターはずっと続けていたけど、今思うと惰性だったかもしれない。兄がオセロが異常に強かったので、兄に勝ちたくてオセロを一生懸命勉強した。
恋愛の書き方の例
1人の女の子のことを好きになってずっと、盲目になっていた時期があった。周りの女の子のことなんて、なんも見えないぐらいに。ちょうどその時、初めてメールというものを知った。彼女とメールしたとき、本当にドキドキした。
でもささいなケンカがきっかけで、その恋が冷めてしまった。それ以降は、いろんな子がかわいく思えて、目移りしていた。仲の良かった友達に彼女がいて、彼女が欲しいと思ったこともあった。彼女がいるということがある種のステータスのようになっていた。
友人の書き方の例
今思うと非常に幅広い交友関係をもっていたと思う。40人×3クラスあったが、いろんなクラスに出たり入ったりしていて、誰とでも話せた。男の子、女の子関係なくだ。
特によく一緒にいたのはバレー部のメンバー。あとは同じ教室の男子とはよく遊んでいた。この時から少し陰キャラっぽい子が好きだったし、仲が良かったなと思う。
家族の書き方の例
中学時代も私にとっては兄がすべての手本だった。とにかく頭の回転がはやく、切れ者だったからだ。あとは口げんかが非常に強かった。なんとか兄に口げんかで勝とうと努力する日々が続いた。兄とは殴り合いのけんかになったこともあったと思う。それでも兄のことが大好きだった。
姉とは兄よりも年齢が離れていたので、そこまで思い出がない。母がいつも朝早く起きて3人分の子どもたちのお弁当を毎日作って、仕事に行っていたというのを考えると、すごいことだなぁと思う。
影響を受けた人の書き方の例
ある友人のやさしさにすごい感銘を受けた。なにしても怒らず、やわらかく、いつも笑顔でいるひとだった。そんな人だったから、友達も自然にたくさんできていた。自分もこんな風になりたいと思った。
あとはクラスのまとめ役のような人もいて、口達者で話が面白く、自然にリーダーシップをとっている人がいた。かっこいいなと思って、自分もそうなりたいなと思っていた。
当時の夢の書き方の例
当時夢については、本当になにも考えていなかった。というよりも将来のことについて考えたことがなかったと思う。それだけ自分の意思で道を選択していなかった。
事実、中学受験も兄の背中をみて決めただけだった。今になって思うのは、この時から主体的な行動は少なく、受動的な行動が多かった。むしろ主体的な行動はかっこ悪いと思っていた。受け身で嫌々っていうのが、かっこいいなと思っていた。
その他の書き方の例
当時は自分の弱い部分を認めることができなかった。自分自身を受け入れられる強さがなかった。だから嘘をついたりごまかしたりすることが多かった。
文化祭の最後に全校生徒の前でスピーチをしたことがある。それが学校の先生、保護者のみなさんから大絶賛された。それを成人式の時に中学に戻った時、全校生徒の前で先生が褒めてくれて、うれしかった。
まとめ
どうだっただろうか。中学生の時の経験を振り返ることができただろうか。自分にとっていい部分、悪い部分、どちらも自分を知る上ではとても大切なことだ。
だからまっすぐに自分と向き合って、素直に書き出そう。そして自分もっともっと深く知っていこう。