今回の徹底自己分析から、数回にわたって過去のことについて振り返っていく。ここからのワークは、今までとは違って、忍耐力も試される。
なぜなら自分と深く向き合うことになるし、単純に書き出す量も増える。ただし自己理解の効果はそれだけ大きい。自分のことをしるきっかけが、ぐんと増える内容だからだ。
やりとげる覚悟はできているだろうか?もし覚悟が揺らいでいるなら、「徹底自己分析①:なぜ自分を知ろうと思ったか」でかいた文章を思い出そう。
もしも、やり切る覚悟が出来ないなら、やめた方がいい。時間の無駄だ。あなたにとって、もっと効果的な時間の使い方があるはずだ。改めて言うが、こっちも本気なのだ。本気で役に立ちたいのだ。
やりきる覚悟がある人だけついてきてほしい。まずは自分の幼稚園・小学校のときを振り返っていこう。
幼稚園・小学校の時の経験
幼稚園や小学校の時の記憶というのは、すでに薄れてしまっている人も多いかもしれない。しかしこの時期の経験や記憶は、重要だ。
なぜなら小さい時のほうが自分の欲望を素直に発揮・表現できていることが多いからだ。まだ小さい子が、あのお菓子がほしい!とだだをこねている姿を見たことがあるだろう。あれだ。あれが欲求というものだ。
しかし、自分にとっては昔のことなので、思い出すのが難しい部分がある。だから様々な切り口から、幼少期について振り返っていこう。
振り返る項目
- 勉強・成績
- クラブ・サークル
- 趣味・遊び
- 恋愛
- 友人
- 家族
- 影響を受けた人
- 当時の夢
- その他覚えていること
勉強・成績
勉強や成績について振り返ろう。自分は勉強ができた方だっただろうか、それともできなかった方だろうか。どんな科目がすきだったか、テストの点はどうだっただろうか。
あるいは塾にいっていただろうか。それとも自宅でべんきょうしていただろうか。勉強が好きか、嫌いか。思い出して書いてみよう。
私は塾に行って勉強していた。当時はみんな塾に行っているのが当たり前のことだと思っていたけど、今になって、うちは習い事をたくさんしている家だったということが分かって、当たり前じゃなかったことが分かった。
塾に行っていたのもあって、友達に勉強を教えたりしていたので、勉強については自信があった。また成績もクラスでトップクラスだった。でも塾には私よりももっともっと勉強ができる子がいて、すごいやつはいるなーと思っていた。
ただ別に勉強は好きなコトではなく、やらされていたことだったなと今になって思う。
クラブ・サークル
この時期にクラブ・サークルに入っていたなら、書き出そう。クラブの中での自分の立ち位置や、思い出のある友人、出来事を書き出そう。
趣味・遊び
幼少期は趣味だと思っていなくても、今思うと趣味だったなと思うことは結構ある。例えば、ピアノを習っていたとか、バレエを始めたとか。コンクールに参加したとか、そういった趣味の記憶を思い出そう。また趣味をしていた時の感情も書き出そう。
またどんな遊びをしていただろう。1人で本を読むのが好きだったとか、友達と鬼ごっこや、氷おに、あるいはドッジボールをするのが好きだったとか。あるいは下校中に石けりをしたり、友達の家でゲームをして遊んだりしただろうか。思い出せる範囲で思い出そう。
父さんにすすめられてギターを始めた。自分でやりたくて始めたわけではなかったので、ギター教室では、ギターを弾かずに遊んでいることが多かった。でも先生はそんな自分を認めてくれて、ゆっくりと教えてくれた。
じいちゃんに教えてもらって、小学校6年の時に初めて麻雀を覚えた。あとは友達の家に遊びに行って、よくスマブラをやっていた。しかし門限が16時30分だったので、全然遊べなかった。そして門限を破るとめちゃくちゃ親に怒られた。
恋愛
小学生の時にしていた恋愛について書き出そう。ずっと片思いだったのか、あるいはいろんな人を好きになったのか。この幼少期の恋愛観が、大人になっても続いていることは多い。
恋愛で人は大きく成長する。ただ恋愛は、人間の感情のデリケートな部分だ。誰にも見られることはないし、見栄をはってもしょうがない。本当の自分と向き合って素直に書き出そう。
当時はすごくモテたと思う。バレンタインのチョコもたくさんもらった。当時自分が好きだった女の子から、好きっていってもらうことができたのは、本当にうれしかった。
あとは自分がかわいいと思う子と一緒に遊ぶことも多かった。たくさんのかわいい子がいたから、自分からいろんな子に話しかけていた。
友人
小学生の時の友人はどんな人たちだったか思いだそう。悪いやつもいれば、いいやつもいたと思う。一緒に登校したり、よく遊んでいた人もいるとおもう。
幼稚園、保育園、1年~6年までのクラスのメンバーを思い出そう。一年一年だ。そして思い出せるなら、友達との思い出を書き出そう。思い出せなくてもいい、思い出そうとすることが大切だ。
登校時に一緒のメンバーがいた。あとは放課後に遊ぶメンバー。あとは友達の家でよく集まるメンバー。この時から学校のヒエラルキーは感じていた。常にそういった部分は意識していたと思う。
女の子の友だちも多かった。ただ友人にも、楽しく遊べる人と、そうでない人がいることには気づいていた。
家族
家族の存在は大きい。特に幼少期の家族は、かなり自分に影響を与えていることが多い。
父、母だけに限らず、兄弟、祖父母のこともしっかり思い出し、どんな関係だったのかを思い出そう。兄弟と喧嘩した記憶や、親に愛してもらった記憶、家族旅行などを書き出そう。
父は夜勤で、朝帰ってきたので、会えないこともあった。祖父母は自分に本当に優しくしてくれた。今思うと本当に愛されて育ててもらったと思う。
影響を受けた人
人間は何かしら別の人からの影響を受ける。いい影響も、悪い影響もだ。いい悪いにかかわらず、影響を受けたなと思う人を書き出そう。
この人はかっこよかったなとか、今思うと魅力的だったなという人を思い出そう。そしてどんなところが印象的だったのかも、あわせて書き出そう。
友達に、仲のいい2人組がいて、仲良さそうでいいなーっと思っていた。そういった部分をまねしたいというか、自分もそんな風になりたいなと思った。
あとは兄の影響が本当に大きかった。兄が勉強もできて賢いのが魅力的だった。兄が中学受験をするといったので、私も受験を決意した。
当時の夢
幼少期の夢は、自分の欲求を素直に表現できていることが多い。その反面、あまり深く夢について考えていないことも多い。
だから当時の夢や、なりたかったものについて思い出したら、どうしてそうなりたかったのか書き出そう。
その他
これ以外で覚えていることを書き出そう。なんでも構わない。おそらく幼少期のことを書いていると、パッと思いつくことがあると思う。それもすべて書き出してしまおう。
全校生徒で海岸に遠足に行ったとき、海に石を投げていた。それが、私の頭にあたって、激痛で意識が飛んだ。8針ほど縫うケガだったらしい。
あとは友達の遊戯王カードをパクったことがあった。人造人間サイコショッカー。また友達のなかで、アイドルごっこみたいなことをしていた。あとは手をあげて発表したくても、先生に指名してもらえずに、泣き出したことがあった。
まとめ
幼少期のことについて、少しは思い出せただろうか。正直あまりかけなかった人も多いのではないだろうか。大丈夫。この1回ですべて思い出すことは難しい。自己分析の中でも高レベルなワークだからだ。
日常の生活の中で、小学生時代のことを、ふと思い出すこともある。そういったことをすぐにノートに書き出すことで、項目が少しずつ埋まっていく。
またこれから自己分析を進めていく中で、違うワークをしている時に、幼少期のことを思い出すこともあるだろう。その時にまたこのページに戻ってきて、ノートに思い出を書き足していこう。