やり抜く人の9つの習慣:現実的楽観主義者になる

今回はやり抜く人の9つの習慣という本の第4章に書かれている「現実的楽観主義者になる」の内容を簡単にまとめておきたいと思います。

そもそも現実的楽観主義者とはなんなのか、どうしたら現実的楽観主義者になれるのかをまとめておくので参考にしてみてください。

やり抜く人の9つの習慣:現実的楽観主義者になる

引き寄せの法則の落とし穴

まず最初に「引き寄せの法則」について確認したいと思います。引き寄せの法則とは目標達成を心から強く思えば達成できるという考え方です。

実際、目標に向かって努力する時、「私にはできる」「成功する能力がある」とポジティブに考えることは、モチベーションを維持することにつながることがわかっています。

しかし引き寄せの法則には注意するポイントがあります。

確かにポジティブであることは大切ですが、「目標を簡単にクリアできる」「ほしいものは簡単に手にはいる」と考えると目標達成が失敗しやすくなるということです。この様に考えてしまうと油断が生じて、必要な準備を怠ってしまうからです。

非現実的な楽観主義では目標を達成できない

ちなみに「ある人が成功できるかどうかの最も信頼できる指標は、その人が心から成功できると信じているかどうかにある」と言う事実が、多くの研究からわかっています。

確かに「目標を達成できる」と信じるのは大切なことですが、「目標を簡単に達成できる」と考えてはいけません。

ここで覚えておいてほしいことが「現実的な楽観主義者であれ」です。現実的な楽観主義者とは何かというと「成功をのぞみ、それにふさわしい努力をする人」です。

こういった人たちは、目標を達成するには相応の困難を切り抜けなくてはならないと思っていますし、そのための努力を怠りません。

一方で非現実的な楽観主義者は、成功や目標達成は自然にあたえられると考えられています。これは言い換えれば自分にとって不都合なことは考えない様にしているということです。

成功することの困難を意識する

なぜ現実的な楽観主義者であることが大切かというと、そもそも成功するのは大変だと考えている人は、それ相応の努力をしなければならないと考えているので、努力できるということです。

こういった人たちは努力するのはもちろん、障害になりそうなことを探し出し、それに対する対処法を計画し、粘り強くことに当たります。その結果、目標を達成すると言うのが事実です。

ところが「自分が強く望めば、物事はかなう」と考える非現実的な楽観主義者は、成功までに起こる様々な障害や困難を考えることをしません。つまり失敗しやすくなってしまいます。

多くの研究でも証明されていますが「不安に思って障害・問題を探すこと」は成功への大切なステップです。

ではどうしたら「現実的な楽観主義者」になれるのかと言うと2つポイントがあります。

ひとつは自分の前に横たわる課題やこんなから逃げないでしっかり見つめることです。もうひとつは課題や困難がどの程度の大きさなのか検討することです。

Memo

また成功をイメージするだけでなく、成功するまでのステップととるべき行動をしっかりイメージすることが大切です。

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