やり抜く人の9つの習慣:やめるべきことよりやるべきことに集中する

今回はやり抜く人の9つの習慣という本に書かれている「やめるべきことよりやるべきことに集中する」という章について、簡単にまとめておきたいと思います。

目標を達成するための上手な計画のポイントと、例えば禁煙に代表されるような、やめたい行動がある場合の考え方について知りたい方におすすめの内容です。

やり抜く人の9つの習慣:やめるべきことよりやるべきことに集中する

シロクマのことだけは考えてはいけない!?

突然ですが、みなさん、シロクマのことだけは考えないでください。

はい、どうでしょうか?シロクマのことだけは考えないことができましたか?無理ですよね笑。別にシロクマのことなんか考えたくなくても、シロクマのことが浮かんでしまったと思います。

これは、ある思考をしないように努力することで、逆に頭の中はその思考でいっぱいになるという心理学実験の結果です。

ちなみに今回はシロクマを思い浮かべないという思考の実験でしたが、このパターンは「行動」にも当てはまることがわかっています。

例えば禁煙の際に「もう2度とタバコを吸うのをやめよう」とすることは、タバコを吸いたい衝動を強めることはあっても、衝動を弱めることはできないことがわかっています…なんということだ。

ではどうするかというと、行動を変えたいならやめたいことを考えるのではなく、やりたいこと・やるべきことを考えることがポイントです。これは何かをやめたいではなく、何をするかを考えるということとも言えます。

目標をどう表現するかで結果は変わる

まず目標についてif-thenプランニングしたら、それをどうやって表現するかを考えてください。この時のポイントは、やめたいことにフォーカスするのではなく、どうしたらやめたいことをポジティブなことに変換できるかということです。

この目標をどう表現するかということは、目標を見つけることと同じくらい重要であることが、最近の研究からわかっています。

改めてになりますが、ある行動を否定すればするほど、逆にその行動のことを考えてしまい、その結果、やめたい行動を強化してしまいます。

やめたいことに焦点を合わせるのではなく、やめたいことをどうやって自分の望む行動に換えられるかというプランを立てるようにしてください。

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