どうも、しんじです。今回はオンラインゲームのランクマッチ導入についてのメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。
ランクとは
ランクマッチにおけるランクとは、実力に応じた階級のことである。
ゲームによってそれは段位であったり、レベルであったり、ゴールドやプラチナというシンボルであったりとゲームによって表現は違う。レーティングバトルなど、そもそもランク形式を採用していないものも多い。
実力が伸び、次のランクへ上がることを昇格と言い、一方で負けが込んで下のランクへ落ちることを降格という。
ランクマッチのメリット
ランクマッチがゲームをする動機になる
ランクマッチで、段位、ランク、レベルを設定すると、プレイヤーの現在の実力を可視化することができます。
このランクをプレイヤーの肩書とすることで、「もっと上のランクを目指そう」という競争心や、「このランクに行ければ、みんなに認めてもらえる」といった承認欲求を刺激して、ゲームをする動機につなげることができます。
均衡した試合の緊張感を提供できる
プレイヤーの実力を数値化したり、ランクで表示することにより、実力の近い人同士をマッチメイクできます。
これによって均衡した試合になり、勝てる勝てないという緊迫感のあるよりスリリングなゲームを提供することできます。
ランクマッチのデメリット
ランクマッチを利用するユーザーは多くない
ランクマッチを利用するようなヘビーユーザーは、多くても総プレイヤー数の30%というデータがあります。
具体的な例としては「マリオカート」のようなパーティゲームで全体の1割、また「ひとりプレイ」がおまけで、オンライン対戦が主流のゲームでも全体の3割にとどまるんだそうです。
ランクマッチによる効果が高いのは、より競争心の強いヘビーユーザーに対してであり、そうでないカジュアルユーザーに対してはあまり効果がないのが現実だということです。
ランクマッチは大部分のカジュアルユーザーに効果が薄い
ここでカジュアルユーザーに対してのランクマッチの意味を考えてみようと思います。
例えばレート制の場合は、カジュアルなユーザーには、そもそもレートいう概念がありません。例えばレートの数値2000以上ならゲームの猛者だということなどは、直感的にわからないということです。
またランキング順位を取り入れた場合は、カジュアルユーザーの場合、ランキングがほとんど意味をなさないほど下の順位が表示されます。ランキング表示することにあまり意味がないとも言えます。
参考
「ランクマッチ」に蔓延る4つの勘違いと最適解の考察実践ゲーム製作メモ帳2
まとめ
ということでランクマッチのメリット・デメリットについてまとめました。
どのようなゲームにでもランクマッチを取り入れるメリットはあるように思いますが、ランクマッチを導入する目的を明確にする必要がありそうです。
またランクマッチの降格処置によるストレスも無視できないと考えています。