どうも、しんじです!前回は、短時間きざみ勉強法を理解するうえで欠かせない集中力に関する誤解をまとめました!
家で勉強に集中できずに悩んでいる人へ!短時間きざみ勉強法(前編)
今回は、具体的な短時間きざみ勉強法のやり方と、メリットについてまとめておきたいと思います。
短時間きざみ勉強法のやり方
具体的な短時間きざみ勉強法のやり方は以下の4つです。
- 最大30分で勉強する
- 短休憩と中休憩を組み合わせて休憩する
- 時間がきたらどんなに中途半端でも、いったん勉強をやめる
- キッチンタイマーを使う
最大30分で勉強する
「最大30分で勉強する」という意味は、最大30分という範囲内で、自分の状況、学習内容、好みに合わせて勉強の1単位を決めるということです。
「最大30分で勉強する」ことと「30分単位で勉強する」のは、全く違います。
30分単位、15分単位という時間に固執することで、個々の状況に対応する柔軟性がなくなりますし、短時間きざみ勉強法の効果がかわってきてしまいます。
勉強の一単位を30分以内にするという約束を守ることができるなら、いかなる要因によって勉強時間を変えても大丈夫です。
勉強時間をかえる要因
気分によって、疲労度によって、勉強内容によって、科目によって、時間帯によって、勉強の好き嫌いによって、場所によって、日によって、体調によって、性格によって、etc…
この部分がポモドーロテクニックと違う部分かなと思います
短休憩と中休憩を組み合わせて休憩する
短休憩は1-5分までの短い時間の休憩のことで、中休憩は5-20分くらいの少し長い休憩のことです。1時間近くの休憩は長休憩と呼んでいます。
この短休憩と中休憩を組み合わせて休憩するのが、短時間きざみ勉強法の特徴のひとつです。
短休憩の取り方は、勉強の単位が終わったらその都度とります。そして勉強時間が1時間~3時間ほどになったら、あなた好きなタイミングで中休憩をとります。
こうすることで疲れる前に休憩をとることができ、集中力を維持することができます。
イメージでいうと「短休憩+短休憩+短休憩+・・・+中休憩」としてこの1セットが1時間~3時間ということです
時間がきたらどんなに中途半端でも、いったん勉強をやめる
勉強において、キリのいいところまでやってから休憩した方がいいような気がしますよね。
しかしキリのいいところまで作業することを繰り返していると、どんどん作業時間をオーバーするようになり、時間のメリハリがつかなる可能性が高くなります。これでは短時間できざんだ意味がなくなってしまいます。
なので、どんなに中途半端な状態であっても、時間が来たらいったん勉強をストップするということがこの勉強法の大原則です。
どんなに中途半端な状態で休憩したとしても、勉強の再開するのは簡単だと気づけるはずです。
キッチンタイマーを使うと効率アップ
この勉強法のキモが、キッチンタイマーを使うことです。
キッチンタイマーを見える場所において勉強することで、視覚的に残り時間が無くなっていくので、締め切り効果が高まります。
スマホのタイマー、ストップウォッチ、時計はあまりおすすめできないとされています。
ストップウォッチ、時計も使ってみましたが、タイマーのように時間で音が鳴らないので、時間管理が難しいです。
あと勉強中にスマホを触ってしまう人は、スマホよりキッチンタイマーの方がいいと思います。
ちなみにぼくは勉強中にスマホを触らずにいれるので、スマホのカウントダウン式タイマーを使ってます!
短時間きざみ勉強法のメリット
脳が最も集中する締め切り効果を利用できる
まず注目したいのが「締め切り効果」についてです。皆さんも経験があると思いますが、脳が最も集中するのは、締め切りが近づいたときなんです。
この図は短時間きざみと一般的な勉強における締め切り効果の違いを表したイメージ図です。
例えば90分の単位で勉強した場合、脳が集中できる締め切り効果が得られるのは、最後の約5分だけです。
しかし勉強時間を短時間できざむことによって、この締め切り効果をよりたくさん得ることができるようになります。
脳が集中するスタート効果を利用できる
勉強の際に、脳が集中できる時間帯がもうひとつあります。まだ脳が疲れていない勉強スタート直後です。このスタート直後の脳の集中力を「スタート効果」と呼びます。
下の図は、短時間きざみと一般的な勉強法におけるスタート効果と締め切り効果の違いを表したイメージ図です。
例えば90分単位で勉強をしていた場合は、最初と最後の10分間ほどしかスタート効果と締め切り効果を得られません。
しかし15分できざんだ場合は、締め切り効果と同じ数だけ、スタート効果を得ることができます。つまり集中力が高まっている時間が長くなるというわけです。
勉強に対するイメージが軽くなり、楽しくなる
あー今から勉強するの嫌だなぁ…って思うことありますよね。ぼくもよくあります(笑)
この短時間きざみ勉強法は、短い時間で勉強に取り掛かることができるので、勉強に対するイメージが軽くなります。これは大きなメリットのひとつです。
例えばあなたにも苦手な科目というのはあると思います。ではなぜ苦手科目になってしまうかというと苦手科目に対して勉強時間を取れなくなってしまうからです。
でも、短い時間から勉強に取り掛かることができるので、苦手であっても、少しずつでも勉強時間をとることができるようになります。
そうすると知識量が増えて、理解が深まり、面白くなってきて、どんどん勉強が楽しくなってきます。
家でも集中できるようになる
家で集中しにくいのは、基本的に家はリラックス空間だからです。ですが短時間きざみ勉強法を用いることで集中できるようになります。その理由は大きく3つあります。
- ストレスがたまらない
- 思考が脱線しにくい
- 適度に緊張感をもって勉強できる
家で作業していて、いちどやる気が落ち込み集中力が途切れると、それをもとに戻すのは大変です。そうやって一度だらけだすと、そのままずるずると1日が終わってしまうこともあります。(笑)
しかしこの勉強法を使うと一度だらけてしまっても、気持ち的に立て直しやすいというところがあります。
「今から勉強を1時間やらなきゃいけない…」というのと「今から3分だけでもやろう」というのなら、3分だけの方が気分が乗りやすいですよね。
まとめ
ということで短時間きざみ勉強法のやり方とメリットについてまとめました。ポモドーロテクニックと似ていますが、若干違う部分もあって、ぼく自身の勉強になりました!
やっぱりその日の気分に合わせて勉強時間を調整出来たり、ちょっと長いなと感じたら時間を短く調整できるのはいいですね。気持ち的にもかなり楽に勉強に取り組めるようになりました。
そして家で勉強に集中できない自分が嫌になってしまっていた人は、自信をを取り戻せるかもしれません。家で集中できない場合は、この方法を試してみてくださいね!