今回、映画「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」を見てきました。
お茶を題材にして、1人の女性が大人になっていく姿を描いた映画なんですが、なかなか面白かったです。
そこで「日日是好日」の映画の感想をまとめておきたいと思います。
「日日是好日」の映画を見る前
最近葉室麟さんの「山月庵茶会記」をよんでおり、そこにお茶の話がでてくるので、お茶のことを少し勉強したい思っていました。
その時に、父が「こんな映画があるよ」と教えてくれたので、一緒に映画を見に行ってきました。
映画「日日是好日」を見た感想
お茶を通して人生の大切なことを学んでいく
主人公はお茶を学んでおり、そのお茶を通して、というよりもお茶と一緒に人生を学んでいきます。お茶という世界には、掛け軸、お花、作法と覚えることがたくさんあり、大変なことありますが、主人公はなんとか前へと進んでいきます。
人生にはたくさんの重要な節目があります。就職や仕事のこと、恋愛のこと、家族のこと。そういった数々の重要な節目を、お茶とともに乗り越えていく様子が、描かれていました。
これを見て、ぼくが感じたことは、お茶でなくても人生においてひとつのことを突き詰めていくことは、人生において大切なことを学ぶひとつの方法ではないかということでした。
お茶のお稽古について知ることができる
お茶にはたくさんの作法があります。それらについて映画を見ることで少しわかることがあります。お茶の作法として出てきたもののいくつかを箇条書きでまとめておきたいと思います。
お水は瓶のなかごろから、お湯は底からとる。
ひしゃくを置くときは音を立てない。
お茶をたてたとき、泡のないところを三日月の形にする。
ふくさの作法。
たたみの歩き方。
夏のお茶、冬のお茶。
お茶席の掛け軸。
床の間のお花。
こういったものについての知識があるとより映画を楽しめると思いました。わたしとしても、そういった知識をつけられたらいいなと思いました。
女の人しか出てこない
お茶というと女の人のイメージがあるんでしょうかね。お茶の会にでてくる人はすべて女性でした。
私はどちらかというとお茶をする人のイメージが男の人になってきているので、映画を見ていて少し違和感を感じました。
まとめ
改めてになりますが、この映画を見て感じたことは、「なにかひとつ自分の大切にする軸をもち人生をすごす」ということが、その人の人生を豊かにするということです。
お茶だけに限らず、仕事でもいいし、家族でもいいし、なにかを大切に過ごすのが、いいのだろうと思います。
毎日お茶をたてるということができるのが、幸せなんだと気づいたというセリフがあるのですが、まさにその通りだと思いました。
こういう時代だからこそ、毎日、毎年同じことを繰り返し続けていくことは難しくなっているかもしれませんね。