前回はお世話になった人と、影響を受けた人を書き出して、自分がどんな人になりたかったのかという部分を明らかにしていった。今回は人ではなく、影響をうけた物事・出来事に注目してみよう。
インスパイア体験
自分が生きてきた中で、自分に影響を与えたと思われる出来事を思い出そう。その出来事の簡単なあらましと、どのように影響をうけたのか書き出そう。
インスパイア体験によって、自分の行動が大きく変わっていなければいけないわけではない。ほんの少し心の持ち方が変わったとか、そういったもので構わない。あるいは、この出来事のせいで、自分はこんな風になってしまったという、ネガティブなものでもいい。
そもそも影響を受けるというのは、自分にとって魅力的なことであったり、自分にとって嫌なことであったりと、自分が大切にしている考えだからこそなのだ。
影響を受けたなと思う出来事を振り返る中で、自分にとって何が大切な考えなのかを見つけていこう。
インスパイア体験の書き方の例
スティーブジョブズのスピーチ
YouTubeでみた。経験に裏打ちされた高いレベルの思考と人生に対する洞察力を感じた。自分の夢に対してのモチベーションが下がった時、この動画をみてやる気をもらうことも多い。
会社でのリアル麻雀
会社で打つ麻雀は、もはや麻雀ではないということがわかった。あがらないようにするとか、迷惑かけないようにするとか、会社での麻雀では必要だということが分かった時は本当にショックだった。
別にそれを否定するつもりはなかったが、ぼくはガチでぶつかり合う麻雀が好きなので、二度と会社の上司や後輩と麻雀は打たないと決めた。
七つの習慣
この本に出合ったとき、その内容の的確さ、思慮深さに衝撃を受けた。分厚い本だったが、一瞬で読み切り、そして実際に行動に移していた。
就職面接
大学4年の時に行ったある企業のグループ面接で、まわりの連中のレベルの高さに、衝撃を受けた。このままでは社会に出れないと、大学院の受験を決めた。
まとめ
自分の大切にしている考え方、思いに気づかされたり、否定されることでインスパイア体験は生まれやすい。自分の思い出深い経験をしっかり振り返って、自分の気持ちを思い出そう。