今回は理想と現実の差に思い切り打ちのめされた時に考えておいた方がいいことについて、簡単にまとめておきたいと思う。結論から言うと「自分の実力をきちんと把握しましょう」と言うことだ。
理想と現実の差に打ちのめされた時に読む記事
実力を過大評価していることに気づこう
例えばプロ野球選手になろうと思ったけど、自分にはそういった実力がないとわかった時。センター試験でもっと高い点数を取れたと思ったけど、実際にはボロボロな時。仕事でいいプレゼンができたと思ったけど、コンペに通らなかった時、などなど。
理想と現実の差をまざまざと見せつけられることは多い。実際この記事を読んでいる人の中には、落ち込んでいる人もいるんじゃないだろうか。
もし落ち込んでいるなら追い討ちをかけるようで大変申し訳ないが、自分の実力を過大評価してしまっていることに、はやく気付いた方がいい。
なまじ頑張って勉強してきたり、努力してきた人に多いのだが、その経験によって変に自信がついてしまっているのが問題だ。勉強や努力で自信はつくことがあっても、それに伴って実力がついているかどうかは別の話なのだ。
まずはシンプルに、目指していた目標に対して、自分の実力が不足しているだけだと言うことに気づくこと。それが大切だ。
落ち込みが激しいのは努力している証拠だ
「今はできないこと」をきちんと受けとめて、激しく落ち込むことは将来的に見てもいいことだ。理由は落ち込みが激しければ激しいほど、自分なりに精一杯努力することができていたと言うことだから。
こうやって自分なりに一生懸命取り組めたと言う経験は自信になるし、謙虚に次の目標に向かうための原動力になる。
誰でも一生懸命やってきたことがうまくいかなかった時は強く落ち込む。そう言うものだ。だから落ち込めたと言うだけでも、他の人より一歩抜き出ていることは自覚しておこう。
ただずっと落ち込んでいるのは、意味がない。長く落ち込んでいても、目標に近づくことはできないからだ。だから長くても3日、はやければ1日で立て直して、また前を向いて行動しよう。
実力を認めるには精神的な強さが必要
自分ができないことを認めることは、それ相応の成熟した精神力が必要だ。要するに心が強くないと難しい。
そもそも実力をしっかりと把握できるような経験ができたことをまず感謝しよう。
普通、そう言った実力をまざまざと見せつけられる経験はできない。何かにチャレンジしていたり、向上心がある人でないと、そう言った場面にすらでくわすことはないだろう。
そして今は実力がないことを認めよう。
そうすることで、今までムカついていた上司のアドバイスも素直に聴けるようになるはずだし、全部自分でやろうとしてしまっていたことも、今までより簡単に人に助けを求めることができるようになるはずだ。
まずはチャレンジして自分の実力と現実の差を知ること。そして自分の実力を認めること。それが全てのスタートになる。