今回はクリフトンストレングスで、下位の資質について理解を深めることの大切さに触れておきたいと思います。
基本的に性格分析の際は、自分にはどんな特徴・長所があるかに目が行きがちです。しかし自分には何がないのかということを知っておくことも同様に大切です。なぜなら下位の資質の発現が少ないということも、その人を形作る指標になっているからです。
クリフトンストレングスで弱みを理解することの大切さ
クリフトンストレングスのメリットは弱い資質も見えること
まず性格分析というと基本的には人の表立った特徴を見つけ出すことが多いです。
そんな性格分析が多い中で、クリフトンストレングスが面白いのは、弱い資質、つまりその人が持っていない資質や性格を見つけ出す手がかりを得ることができることです。
確かに弱い部分を見る必要はないと思う人もいると思います。生まれ持った強い部分で勝負すればいいという考え方もありますよね。その通りだと思います。しかし、もしその強い部分をもっと鍛えることができるとしたらどうでしょう。いいですよね。
その方法の一つが、自分の弱い部分を知っておくことです。
自分の弱い部分を知っておくことで、弱みを出さないようにコントロールできたり、弱い部分を補って強い部分をより強化することに使えます。また弱みと強みは表裏一体なので、弱みから自分の強みを考えることもできます。
なのでクリフトンストレングスを実施した場合は、ぜひ下位の資質まで開いて確認してみてください。そこにこそ、重要な情報が隠れているからです。
強みと弱みは表裏一体
まず大前提として、強みと弱みは表裏一体、基本的同じ物です。単純にポジティブにいうか、ネガティブに言うかの違いのことが多いです。
例えば長所として「最後までやり抜く信念がある」ということについて考えてみましょう。確かにそれは長所ですが、言い方次第では「融通が効かない、頑固者」と言うように言えてしまいます。
つまり見方が重要だと言うことですね。
つまりです。クリフトンストレングスで開かれた弱い資質も、実は裏を返せばその部分が長所と言うことです。弱い資質と相反する資質が上位の資質に出てくることがままありますが、弱い資質の説明を読むことで足りない点がよくわかります。
弱みは強い人でなくては受け入れられない
最初に断っておきますが、弱いと思う部分を受け入れるのは簡単ではありません。弱い部分を見るのは勇気が入ります。なぜなら強い部分は誇らしいですが、弱い部分は人によっては恥ずかしいと感じてもおかしくないからです。
でも勇気を持って弱い部分を見つめてみてください。そしてそれが自分だと受け入れてください。そうやって弱い部分を受け入れることで自分をもっと知ることができます。だからこそ、強くなれるはずです。