おいっすー。5年前の俺ー。元気かい?
なんか相変わらず、小さなことで怒鳴り散らしてるねー。
んー、ちょっと申し訳ないんだけど、はっきり伝えさせてもらうね。
そろそろ怒りと真正面から向き合わない?って話。
怒るときにさ、どうしてそんなに感情的になっちゃうのかな?それって、もったいないよ?
感情的に伝えてしまうから、相手には怒られたっていう印象しか残らない。逆に冷静に伝えていれば、相手も理解を示してくれるのに。
ちょっと思い出してみてほしいな。俺が尊敬している人のこと。
その人も怒ることはあったけど、怒鳴り散らしてたかな?違うよね。怒ってはいるけど、冷静だったよね。
ここから言えることは、怒ることはスキルだと言うこと。怒りとはコントロールするべきものなんだよってこと。
さっき怒りをコントロールするべきと言う話をしたよね。いきなり逆説的なことを言うようだけど、怒りの感情は抑えることはできないよ。なぜなら怒りは感情だから。生理的な現象なんだ。
例えば、俺がトイレに行きたいとするよね。トイレに行きたいと思うのは、生理的な現象だね。だからそれを抑えることはできない。
でもね。トイレに行くタイミングをコントロールすることはできるよ。例えば、誰かと話をしてたら、少し我慢してからトイレにいくこともできるよね。
怒りも一緒。
怒りっていうのは、生理的な現象のひとつ。だから抑えられないんだよ。でもね、怒りの感情の表現の仕方はコントロールできるってこと。
俺は怒りに任せて大声で怒鳴ることもできる。でも落ち着いて、状況を説明することもできる。
そして自分の怒りの感情を、相手に配慮しながら伝えることもできるんだよ。
さっきも言ったけど、怒りのコントロールはスキルなんだ。
だからさ怒りをマネジメントするトレーニングをしよう。おすすめはアンガーマネジメント。これを学ぼう。そして発展的なないようとして、アサーティブなトレーニングをしよう。適切に自己主張できるようになろう。
そうすれば、怒るとは何かがわかるようになる。その結果、怒りをコントロールできるようになっていくよ。
ただ現実はそんなに甘いものじゃない。決してアンガーマネジメントを舐めないこと。取り組めばわかるけど、難しいよ。一筋縄ではいかない。
でも今の俺は、だいぶ怒らなくて済むようになってきてる。5年間、怒りと向き合ってきたからね。怒りに対しての対処法はもちろん、怒りの知識を身につけているから。
例えば怒りを伝えるタイミングを食事中や、お腹がいっぱいの時にしてること。たっぷり寝ること。瞑想を継続的に続けること。
そうやって俺が行動を変えれば、相手にも伝わる。そして住んでいる世界がほんの1ミリずつかもしれないけど変わっていく。
改めて言うよ。怒りをコントロールするスキルを身につけるんだ。そして怒りを味方にしよう。
俺ならできるよ。期待してる。