仕事のスピードが遅いとか、仕事に漏れやミスが多いと指摘されたり、注意されたことはないだろうか。誰でも一度はあるはずだ。
ただ、自分なりに一生懸命やっているけど、どうやって仕事のスピードや、抜け漏れを改善したらいいのかわからないと言う人も多いのではないだろうか。
そこで今回は、仕事のスピードが遅いとか、漏れやミスがある人に効果のある具体的な方法について紹介したい。それは「先送りする理由がない限り、今できることはすぐにやる」を徹底するということだ。
仕事のスピードが遅い・漏れがある場合の具体的な解決策
先送りしないことでスピードと仕事の漏れがなくなる
そもそもなぜ仕事のスピードが遅くなったり、ミスや漏れが出てしまうかというと、基本的にはすぐできる仕事を先送りしてしまっていることが原因になっていることが多い。
確かに今やっている仕事が立て込んでいる場合、すぐできる仕事であっても、後回しにしてしまうことは多いかもしれない。ただ先送りにすればするほど、仕事のスピードは遅れることになるし、仕事を頼まれていたことすら忘れてしまう可能性も高まる。
だから基本的に「今できることは今やる」と言うことを徹底しよう。これを徹底していると、時間に余裕ができるばかりか、複数の仕事を同時に処理することができるようになり、時間あたりの行動量が増え、結果として周囲からの評価も高くなるはずだ。
先送りする理由があるか常に吟味すること
ここで注意しなくてはいけないことを説明しておく。それは全てのことにすぐ取り掛かれと言っているのではないということだ。先送りにする理由がないという場合に、すぐ仕事に取り掛かると覚えておいて欲しい。
悪い例としては、頼まれた順に仕事に取りかかること。こうしていると仕事に優先順位をつけることができず、結局大切な仕事が後回しになってしまったりする。基本的に大事なことは先に終わらせる方がいい。
とにかく基本的に先送りの理由がなければ、その場ですぐやる。でもその場ですぐできないものや、調査に時間のかかるもの、優先順位が低いと思った仕事は先送りして後回しにする。
このすぐやる、先送りの判断を迅速・的確にできる人が仕事ができる人と評価されているのだ。このシンプルな行動原理を貫くことが常にマルチタスクを回せるような、できる人と呼ばれる人になる最低条件と考えて差し支えないだろう。
先送りグセがのある人へ
そうはいっても、すぐやらなきゃいけない仕事が立て込んでるし・・・とか、今はやる気が出ないんだよなぁ・・・とか、色々状況はあるはずだ。
でもすぐできることを先送りすることのメリットはほぼないことはわかっていただけたのではないだろうか。
だから先送りグセのある人は、とりあえず先送りしそうになるたびに、この先送りに理由はあるかだろうか?と自分に尋ねてみよう。そうすると意外とその場その場で、処理できることの方が多いと気づけるはずだ。
その結果、精神的にも、時間的にも余裕ができて、じっくり取り組むべき仕事にエネルギーを費やすことができ、上司や依頼主からの評価も高まるはず。
今仕事の抜け漏れや、スピードが遅いと指摘されている人は、先送りする理由がないことはすぐにやるという行動原則を実践してみよう。