今回、やり抜く人になるための9つの習慣という本の「第2章:目標達成への行動計画を作る」に記載されている内容をざっくりとまとめておきたいと思います。
私の様に、なかなか目標を達成できないとか、誘惑にすぐ流されてしまうという人にむけておすすめの内容です。
やり抜く人の9つの習慣:目標達成への行動計画を作る
やるべき行動を予定に入れておく
まず大前提として、成功や目標達成のためには、日々ささいな行動をし続ける必要があります。
だけどなかなか継続できないものですよね。
ここでポイントです。目標達成のために日々やるべき行動を、着実に実行するために重要なのは、「いつ何をやるか」をあらかじめ予定に入れておくことです。
例えば「月・水・金の朝は、目が覚めてから15分後に、外に出て20分ランニングする」といった感じになります。
こんな風に、日々の計画が具体的な行動レベルまで明確になっていると、その行動をする可能性が300%も高まることがわかっています。
つまりあらかじめ何をするべきか明確にわかっていれば、行動に移しやすいと言えます。
目標達成のポイント:if-thenプランニング
目標を達成したいけど、なかなかやる気が起きなかったり、集中できない時はどうすればいいのでしょうか。
やる気がなくて、手をつけることができない状況に対処する方法のひとつが「if-thenプランニング」と呼ばれる方法です。
ここでいう「if-then」とは「もしこうなったら、こうする」という意味ですが、どんな目標を達成する場合でも役立つシンプルかつ強力な手法です。
if-thenプランニングの具体例をあげて説明すると「もし午前中にランニングできなければ、午後ウォーキングする」とか「午後6時になったら、筋トレを開始する」といった様に計画を立てます。
たったこれだけ?と思うかもしれませんが、if-thenプランニングの効果は心理学的にも証明されています。
if-thenプランニングを使って、事前に「いつ」「何を」やるかはっきり決めておくことで、実行できる確率は2倍から3倍高くなることがわかっています。
毎日着実に行動する
なぜif-thenプランニングは効果があるのでしょうか。理由はこの手法を使うことで実行することについて強く脳に意識させることができるからです。つまり脳は「もしXなら、Yする」という文章を記憶しやすいとも言えます。
この結果、無意識のうちにそれに従って行動することができるというわけです。
試してみるとわかりますが、一度it-thenプランニングしてみると、無意識に周囲をスキャンして行動の合図を探し回る様になります。
ここで大切なのは意識しなくてもということです。
なのでその時が来るまで他のことに集中できますし、むしろ忘れてしまって問題ありません。その時が来れば、脳が自動的に行動を起こさせてくれるからです。