今回はやり抜く人の9つの習慣という本の第一章「目標に具体性を与える」に書かれている内容について、簡単にまとめておきたいと思います。
私もすぐに諦めてしまう方ですが、これを実践してやり抜ける人になりたいです。まだ本を読んでおらず本の内容が気になる方や、やり抜ける人になるためのテクニックを知りたい人は参考にしてみてください。
目標に具体性を与える
具体的な目標はやり抜く力を与えてくれる
まず目標を立てるときに最も重要なことは「目標を具体的にする」ことです。
例えば「やせたい」と思うなら、目標は「絶対やせる」ではなく「5キロやせる」とするべきだということです。これは具体的な目標の方が、求める成功の姿をはっきりと想像できるため、そこに到達するまでやり抜く力を与えてくれるからです。
あと具体的な目標を決めたら、そのために必要な行動は何かを具体的にすることも大切です。要するに「いつまでに何をするか」を決めるということですね。
あくまでも目標は、具体的かつ詳細に、自分が達成したいことを考え抜くことが大切です。
目標達成のためにやるべきことを具体化する
目標を具体的かつ詳細にイメージできると「何をやるべきか」が具体的なステップとして明らかになります。
例えば「母親との関係をよくする」という目標を掲げたとしましょう。このままではどうなったら目標が達成できたのかわかりませんよね。
そこで目標を「母と週に二回以上、ゆっくりと話をする時間をとる」とします。こうすると自分のやるべきことや、どれだけやるべきなのかが明確になります。
誰でも気が向かないこと、サボりたくなること、飽きること、落ち込むことがありますよね。そんな時、目標に具体性がないと、簡単に楽な方に流されてしまいます。
目標が具体的なら、目標を達成できた時はっきりとわかりますし、反対に達成できなかった時にも、何が原因かがはっきり分かるというわけです。
メンタル・コントラストで成功確率を高める
目標を達成する時に最も大切なことは「目標に具体性を持たせる」ということでした。
次に大切なことは「目標達成のために何をすべきか」ということを考えると同時に「目標達成の障害や誘惑は何か」を明確にすることです。
「私にとって成功とは何か」そして「成功への障害は何か」この2つを繰り返し考えることが大切です。この作業を心理学では「メンタル・コントラスト」と呼びます。
メンタル・コントラストを使ったテクニックの具体的な方法は以下の通りです。
- 目標を達成し、成功したときの「感情」をしっかりと味わう。
- 心の中で、その時に起きていることを明瞭にイメージする。
- そこに至るまでの障害を考える。
メンタル・コントラストを実践することによって、「今の自分に足りないことは何か」そして「何をすべきか」がはっきりと自覚できます。
これによって「望み」や「願い」を手の届く「現実」にできるというわけです。
成功を望むなら、成功をイメージすると同時に、そこまでの障害をイメージすること。そして成功した自分と、今の自分のコントラストを考えることが大切です。