正倉院展へ行く前に知っておきたいこと

今回2018年の正倉院展に行ってきました。何度か行ったことがあったんですが、正倉院展に行く前に、いくつか知っておくといいなと思うことがあったので、それについて少しまとめておきたいと思います。

正倉院展とは

そもそも正倉院展って聞いたことはあるけど、どういうものなのか知らないという方もいると思います。そこで正倉院展について簡単に説明しておきます。

奈良時代に建設された立派な東大寺の倉庫である「正倉院」に所蔵されてきた奈良時代の様々な伝統工芸品などの「宝物」。

これらの「宝物」を毎年奈良国立博物館で大々的に展示するという、日本最大級と言っても過言ではない「伝統工芸品」の展覧会のこと。

現在、正倉院展は70年の歴史があり、2018年は56件の「宝物」が出展されました。

正倉院展のはじまり

756年に聖武天皇がなくなってしまいました。悲しんだ妻の光明皇后が、聖武天皇の大切な品々を東大寺の大仏にささげたのが、はじまりと言われています。

第1回の正倉院展は、太平洋戦争が終わった翌1946年に開催されました。

正倉院の中にある宝物について

東大寺の近くにある正倉院では、奈良時代の宝物を中心に約9000件が伝えられてきています。

宝物はたくさんの種類があり、屏風や鏡などの調度品、楽器、遊び道具、衣服、アクセサリー、武器、仏具、文書、薬などがあります。

宝物は日本のものだけではありません。その中にはシルクロードを通じて集まってきた、ペルシャやインドから工芸品や、その素材などがあります。これらは、中国の唐に集まり、遣唐使によって日本に伝わりました。

なので正倉院には当時の大陸文化の影響を受けた宝物が多く保管されています。

正倉院展の混雑について

正倉院展は、開催の期間も短く、平日でもかなり混雑しています。混雑しすぎていて、宝物を見ることができないものもあるくらいです。

そんな中でもゆっくりと、宝物をみることができる時間帯が、夕方の時間帯です。夕方は遠方からのお客さんが、少なくなってきます。

なのでゆっくり見たいという人は、夕方の時間帯を狙って、正倉院展に訪れてみるのがいいかもしれません。

まとめ

ということで正倉院展に行く前に知っておいた方がいいことをまとめました。宝物のことや、正倉院展のはじまりについて知っておくと、より楽しめるようになると思います。