どうも!スリランカのカレーが口に合わないと思っていたのですが・・・食べていたら美味しくなってきて、もっと食べたくて仕方ない、しんじです。ゆみちゃんとは逆です。
さてポロンナルワの次は、スリランカのキャンディへ行ってきました。このキャンディではダンブッラで出会った旅人の「じゅんきくん」と一緒に旅をさせてもらいました。
実はまだまだダンブッラでだらだらしていようと思っていましたゆみしん夫婦ですが、じゅんき君に「今キャンディでペラヘラ祭りってやっているのを知っていますか?」と言われ、調べてみました。
エサラ・ペラヘラ祭(Esala Perahera)は、スリランカ中部州キャンディで行われる祭り。
ペラヘラは行列を意味する言葉で、祭り自体はスリランカ国内各地で行なわれているが、キャンディのエサラの月の新月から満月にかけての2週間で行なわれるエサラ・ペラヘラ祭は、中でも最大の規模である。
まあ簡単に言えばアジアの3大祭りともいわれている有名なお祭りで、はからずも今この時期にキャンディで開催されているということでした。
これは見に行きたい・・・。
ということで急遽だらだら過ごす予定を変更し、ペラヘラ祭りの最終日を見に行くことにしました。そしてじゅんき君のおかげで、キャンディでは本当に素敵な「スリランカの家族」と出会うことができました。
キャンディへ移動
ヌワラエリヤからなんやかんやで、お昼にキャンディに到着しました。ペラヘラ祭りの最終日でした。最終日はお昼からお祭りスタートとのことでした。
早速宿に行き、じゅんき君と合流することに。
じゅんきくんに「いまどこー?」と連絡すると、昨日知り合ったスリランカの人と一緒にバドミントンをしているとのこと・・・。それはそれですごい!笑
午後1時ころにじゅんきくんと宿で合流しました。その時、スリランカ人のおともだちも一緒に来てくれました。
名前はリードミー(19歳・・・だったかな)とオーヴィン(小4・・・だったかな)。リードミーはオーヴィンのお姉さんでした。
2人は昨日、じゅんき君と出会って、知り合いになったということで、ペラヘラ祭りを案内してくれるということでした。
なんというホスピタリティでしょうか。さっそくみんなでペラヘラ祭りへ行きました。
ペラヘラ祭り
ペラヘラ祭りは、仏陀の犬歯が祭られているという通称「仏歯寺」近くで、パレードが行われるということでした。場所はキャンディの中心地からも近いところです。
パレードを見ようと思って場所取りしましたが、「え・・・どこからこんなに人がでてきたのかな?ん?」というくらい人がいました。
そのためパレードを見やすい場所をほとんど先に取られてしまっていて、なかなかいい場所を見つけられませんでした。
結局「仏歯寺」の中へ陣取ることにしました。
なのでたくさんの子どもたちがボール遊びをしていました。思いっきりボールを蹴るので、近くの通行人に当たっていました。
でもボールをぶつけられた人も怒らず、にこにこしていました。ぼくだったらブチ切れていたかもしれないなと思いました。
そんなこんなで14時30分ころになったでしょうか。
突然「バチン!バチン!」と大きな音がしました。
どうやらペラヘラ祭りのパレードの先頭の人が、鞭のようなものをしならせ、大きな音を出しているようでした。あのムチがぼくの歯に当たったら前歯がどこかへとんでいくだろうなと思いました。
すると民族的な踊りを披露しながら、大勢の人が移動していきます。
よく見ると女性がおらず、男性しかいません。
またその中には象もいます。象たちはマスクをかぶせられ、ちょっぴり怖いけど、いわゆる荘厳な雰囲気です。
象たちはしきりに耳をパタパタさせています。
象は耳で放熱し体温調節を行っていますが、すっぽりと耳に布をかぶせられているため体温調節にてこずっているとのことでした。
また音楽に合わせて踊りだす象もいました。
首を縦横にふりながら、リズムをとっているようにみえます。本当にきらびやかです。
でもずっと行進を続けるだけなので、スリランカの人も飽きてしまうようです。結局案内してくれたオーヴィンは途中で飽きてしまい、ボール遊びしている子どもたちを眺めていました。
リードミーのお母さんの職場へ
ペラヘラ祭りが午後4時30分ころに終わったので、ご飯を食べ、リードミーのお母さんの職場に行くことになりました。
というのも、リードミーがキャンディのいろいろなところを案内してくれると言ってくれたからでした。
リードミーのお母さんは通信系のインフラ会社に勤めているようで、事務をしているとのことでした。
さっそくみんなでリードミーのお母さんに会いに行きました。
線路沿いの道を歩くと大きな施設がありました。入り口には警備員さんがいて、セキュリティも万全でした。
リードミーに連れられて中に入っていくと、オフィスがあり、そこに何人かの女性がいました。
その中の1人がリードミーのお母さんで、ぼくたちは「リドミママ」と呼んでいました。
リドミママはぼくたちをおもてなししてくれました。スリランカの有名な紅茶とお茶菓子をだしてくれました。
スリランカの職場に日本のおもかげ
そして職場を案内してくれました。
まず目に飛び込んできたのはオフィスの出入り口付近に置かれた「KAIZEN BOX」という目安箱のようなものでした。
ぼくは「え?これ日本語?」と聞くとリドミママは「そうです」と答えてくれました。
他にも「5S」とよばれる「整理」「整頓」「掃除」・・・みたいな職場のルールや、営業成績が貼り出されているポスターなどがありました。
そこかしこに日本語があります。
よくよく聞いてみるとこのオフィスには、日本のトヨタの関係者が月に1回、職場のチェックに訪れるのだそうです。
だからこんなに日本の言葉もあるし、とってもきれいでシステマティックなんだなと納得しました。
それと同時にのろのろしていたら、スリランカに日本は追い越されてしまうかもしれないなとも思いました。
なぜならそこで働く人たちの活気や、熱意をオフィスで感じることができたからです。
リードミーのおうちへ
一通りオフィスを案内してもらった後、リードミーのおうちへ行くことになりました。リードミーはキャンディにある大学のすぐ裏にある寮のようなところに住んでいるということでした。
というのもリードミーのお父さんがその大学で音楽関係の教授さんらしく、その関係でいまそこにいるけど、家は別にあるということでした。
きっとリードミーのおうちは、すごく裕福な方なんだろうなと思いました。
そうしてリードミーに大学の中も少し案内してもらいながら、おうちに到着しました。ぼくとゆみちゃん、それからじゅんき君。
あとリードミーとリードミーのお父さん、お爺ちゃん、おばあちゃん、それからリードミーの妹2人、ときどきオーヴィン。
みんなでいろいろな話をしました。するとリドミパパがギターを取り出しました。リドミパパがギターで伴奏しながら、リードミーが歌を歌い始めました。
ぼくは、歌を聴いていて、上手だなと思ったし、とてもすてきだなと思いました。
だって19歳とかの年頃の女性が、お父さんのギターの伴奏でみんなの前で歌を歌っているって、日本だったらなかなかないことだと思ったからです。
それだけ家族のきずなが強いということでもあるし、信頼しあっているんだなと思いました。
日本のこと、リードミーのこと、リードミーの家族のこと、明日の予定などをはなしていたらあっという間に時間が過ぎてしまい、夜の10時になってしまいました。
あまり遅くまでいるとリードミーの家族にも迷惑になってしまうし、ぼくたちも明日ヌワラエリヤに行こうと思っていたので、おいとますることにしました。
出会いと別れ
こうしてリードミーの家族と別れました。
別れた後もリードミーやリドミパパ、リドミママからメッセージで「気を付けて旅してね」と連絡をもらいました。
本当にこの家族は。と思いました。すごく素敵な家族だなって思いました。
見知らぬ外国人がいたら、その人にご飯をおごってあげて、自分の家族の職場を見せてあげて、家に呼んで一緒に話をしてって、あなたはできますか?
別にそれをやることはその人の自由だと思いますし、その外国人を信用できるかどうかによっても変わってくると思います。ケースバイケースだと思います。
でもリードミーの家族に、そういう選択肢があるっていうことは、本当にすごいと思いましたし、人として尊敬しました。
自分もそういうことができるような人間になりたいなと思いました。キャンディでは人の温かさに触れ、ぼくのこころも温かくなりました。とっても素敵な思い出ができました。
本当に素敵な家族でしたね!
最近は毎日、旅の写真を見返して余韻に浸ってます。笑
ブログ楽しみにしてますね!
じゅんき君
本当に素敵な出会いをありがとう!
ちょっと前の話のはずなのに、遠い昔のように感じてますw
ブログもいつも読んでくれてありがとう^^