どうも、しんじでございます。突然ですが皆様、「深夜特急」という本をご存知でしょうか?今回、上海から香港への深夜特急へ乗って香港へ入ります。そちらの乗り方について簡単にご説明できたらと思っております。
私が「深夜特急」を初めて知ったのは、大学生の時でした。
当時、私は生物関係の研究室に所属しておりました。そこには民間企業から共同研究という形で社会人の方も何名かいらっしゃいました。
その中に、それはそれはジェントルマンな方がいらっしゃいました。ある時、そのジェントルマンの方にお食事に誘っていただきました。
お食事をしている中で、本の話になりました。その人は– 私には、何度読み返したかわからない本が2つあるんだ。檸檬と深夜特急。どっちか買ってあげるよ。– といいました。
私はちょっと申し訳ない気持ちがしたので –大丈夫です。– といったのですが、–遠慮しなくていい–とおっしゃるので、じゃあ深夜特急がほしいですと伝え、買っていただきました。それが私が深夜特急を知ったきっかけです。
深夜特急を読んでいると本当に子どもの時のようにワクワクがとまらないのです。
いろんな世界があることを教えてもらいました。そんな本です。世界一周旅行に出たいという思いを強くしてくれた本でもあります。
鉄道での上海から香港への移動方法
寝台列車について
上海(上海火車駅)から香港(九龍駅)へは、2日に1本しか電車は出ておりません。詳細は以下の通りです。
上海→香港行き 4月2、4、6、8、10、12、・・・・・(偶数日)
香港→上海行き 4月1、3、5、7、9、11、13・・・・・(奇数日)
例えば4月の場合は2、4、6、8日という具合に偶数の日は、上海→香港行きの電車出ています。逆に4月1、3、5、7日のように奇数の日は、香港上海行きの電車が出ています。
ある特定の日には、上海→香港行きの電車がないということもありますし、また月によっては偶数日と奇数日の発着が逆になることもあります。事前に確認が必要です。
乗り場
私たちはまず、上海火車駅へ向かいました。上海駅へ到着しましたら、私たちは南側の入り口から鉄道乗り場へ入りました。
※切符の取り方については、以前書いてますので、そちらを参照してください。
上海駅の南側入り口です。
ちなみに駅の外から香港行きの案内看板があります。その案内に従ってすすんでいてください。
駅の内部に入っていきます。中国ではお馴染みの荷物検査を受けます。そのあとは表示の通りに進んでいきます。
Z99という表示がありますが、これが列車の番号です。待合室へと進んでいきます。
途中で再度、切符のチェックがあります。香港へは中国国内からの出国の扱いになります。ですのでイミグレーションを通過する必要があります。
イミグレーション
ここがイミグレーション。
出発の際に必要な書類も(でぱーちゃーしーと等)も書く必要があります。
イミグレーションを通過するとこんなプラスチック製のチケットをもらえます。
そのまま進むと大きな待合があります。みんな大荷物です。出発45分前には、電車へ乗り込めます。
プラットフォームです。
寝台列車の内部
電車の中は、こんな感じ。
6人のドミトリーみたいな感じです。私は一番上のシートへ。妻は真ん中のシート。
わたし、身長175cmですが、十分足をのばして寝られます。横幅は狭く、寝返りはうてません。布団は・・・結構ふかふか!で気持ちいいです。
一番上のシートに行くには、アスレチックを登るように、真ん中の段に足をかけていきます。電車の音もまったく問題ありません。
ただうるさかったのは、一番下のシートを陣取っていた、おばちゃんグループ。5人いましたが、大阪のおばちゃんが20人はいるんじゃないかというくらいうるさかったです。
しかもバカでかい声でトランプをはじめて大騒ぎ。修学旅行の女子高生かな?
10時の消灯でも静かにならず、10時30分ころ、妻が「シー!」といったら、部屋から出て行ってくれて、静かになりました。
どうやら電車のデッキに行って、トランプを続けていたということです。そんなにトランプ好きなら、トランプマンに弟子入りしたらいいのに。
車両について
車両については、進行方向の一番前から座席シート、6人ドミ、4人ドミ、個室、最後に食堂車となっています。食堂車でのご飯は25元くらいで、めちゃくちゃ高いわけでもありません。
ただほとんどのみんながお弁当などを持参しています。
車両のなかに移動販売もあったので、夜ご飯はお弁当を買って食べました。こんな感じ。ええ、見た目通り、まったく美味しくありません。はい。
皆様におかれましては、駅に入る前にご飯を買っておくことをお勧めします。
私たちは駅の構内で買おうと思ってましたが、プラットフォームの前に売店などなかったため、晩御飯を買えませんでした。
まとめ
ということでまあまあ快適に寝台列車に乗ることができました。一夜あければ香港到着。小説の深夜特急でも出てきた街です。ではまた。