メイプルストーリーを10年ぶりにやってみた話
ぼくがはじめてメイプルストーリーにであったのは中学生のころでした。メイプルストーリーを始めた瞬間からその不思議な世界観にすぐに魅了され、ぼくはあっという間にメイプルストーリーにはまってしまいました。
中学生の時、メイプルストーリーをこれからもずっと続けていこうと思っていましたが、WindowsVistaのアップデートが入ってから、家のパソコンではメイプルストーリーがプレイできなくなってしまいました。結局社会人になり世界一周から帰ってくるまで、ずっとメイプルストーリーを遊ぶことはありませんでした。
ぼくは世界一周旅行を終えた後、自分のやりたかったことを全部やれるようにしたいと思い、中学の時に満足いくまでやれなかったメイプルストーリーを遊ぶことにしました。久しぶりにメイプルストーリーで遊ぶとゲーム内のシステムが変わっていて、新鮮な気持ちで遊ぶことができました。
ぼくが今メイプルストーリーを遊んでみて思うことは、当時は親が厳しく満足いくまでメイプルストーリーをプレイすることができなかったこともあって、メイプルストーリーをやりたくてしょうがなかったです。
でも今やってみるとなんだか時間がもったいないような気がしてあまり乗り気でなくなってしまったということでした。
中学時代に出会ったメイプルストーリーの衝撃
ぼくが中学の時にはじめてメイプルストーリーをやったときは、本当に衝撃をうけました。その不思議でかわいらしい世界観と、まだオンラインゲームというのが珍しい時代だったのもあって、メイプルストーリーをやり始めた瞬間から、楽しくてしょうがなかったのを覚えています。
しかし中学生の当時、勉強もしっかりやらなくてはいけなかったので、親からゲームの時間について厳しく管理されていました。1日にできるゲームの時間は上限が30分という決まりでした。だからいつも30分タイマーをかけてメイプルストーリーをやっていました。
ゲームを始めて30分ですすめるところなんて本当にたかがしれていて、全然メイプルストーリーをすすめることができませんでした。
だからぼくはメイプルストーリーがしたくてしょうがない状況になっていました。なので父さん母さんが寝静まった夜中の1時とか2時とかに1人起きだして、パソコンで1人メイプルストーリーをやっていました。
メイプルストーリーの思い出
ぼくがメイプルストーリーをやりはじめた時は、「火魔」といわれる魔法使いのキャラクターを使っていました。敵を倒して経験値を稼ぐと、自分のキャラクターが少しずつ強くなっていって、そのキャラクター独自のスキルを使えるようになりました。そしてキャラクターのレベルが上がれば上がるほど、スキルも強く、そして派手になっていきました。
ぼくは「このスキルが使えるようになりたい」というモチベーションをもとに、ずっとモンスターを倒し続けていました。何時間も同じマップで、無限にわいてくるモンスターを同じように倒していました。
その中でちょっと効率よくモンスターを倒せる立ち回りを見つけると嬉しくなりました。今思うとよくあんな単調な作業を延々やることができたなと思いますが、ほんと何にも苦ではなかったです。ただただ楽しいというのがおおきかったのかなと思います。
メイプルストーリーの人気度から学んだこと
メイプルストーリーにはキャラクターのパラメーターに「人気度」というものがあります。この人気度は自分では操作できず、他者からのみ操作できて、1日に誰か1人の人気度を1つあげるか下げるかの操作ができるものでした。
例えばグループでモンスターを狩っていて、お互いにありがとうの意味を込めて、人気度を増やすといった形で使われていました。
ぼくはメイプルストーリーをやりはじめたばかりの時、人気度というパラメーターがどういった使われ方をしているのか全く知りませんでした。
そんな中、いつも通りヘネシスの町を歩いていると、レベルが高くて、人気度も同じように高いイケメンキャラがいました。
ぼくはたまたますれ違っただけなのですが、「こんなレベルが高くて人気度もあるのか。いいなぁ。なんかむかつくから人気度下げてやろ」と軽い気持ちで、その人の人気度をさげてみました。
するとそのイケメンキャラが、ぼくに向かって「なんでいきなり人気度下げるんだ!お前は最低なやつだ!」とチャットしてきました。ぼくはその時、人気度を操作した人が誰なのか相手にわかるようになっているんだと気づきました。
謝ろうともおもいましたが、引っ込みがつかなくなっていたこともあって、スタスタ歩き出しました。するとイケメンキャラが、ぼくのあとをついてきて「こいつはくそです!」などと騒ぎたててきました。
そしてイケメンキャラは、ぼくだけへのチャットだけでなく、全チャンネルのユーザーへ連絡できるアイテム(通称メガホン)を使って、サーバー全体に私の人気度を下げるようにお願いをしたのでした。
ぼくはさすがにそのままプレイを続けることは出来ず、ゲームを終わることにしました。
ぼくは相手の人気度は下げても、いいことはあまりおこらないということを学びました。そして、できれば人気度は上げた方がいいということを学んだのでした。
レアアイテムをゲットしたけれど、詐欺られた話
今ではどうか知りませんが、当時の魔法使いおすすめの狩場の1つにカラスの狩場がありました。ジパングとよばれるエリアにあるマップですが、魔法使いだとかなり効率よくモンスターを狩れるのに加え、レアアイテムである移動速度アップの書が手に入れられました。だからいつも狩場にはたくさんの魔法使いが狩りをしていました。
ある日のこと、いつも通りカラスを狩って経験値をためていたら、レアアイテムである移動速度アップの書が手に入りました。このアイテムは売れば大金が手に入ります。
ぼくはキャラのレベルにあった装備を買いたかったのですが、お金が足りなかったので装備をそろえられていませんでした。だからこのアイテムを売って、お金にし、装備を買おうと考えました。
さっそく誰かに買ってもらおうと思い、商品を売り出すことができるフリーマーケットへ行きました。しかしフリーマーケットでお店をだすのにも課金が必要だったので、ぼくはお店を出すことができませんでした。
仕方なくフリマにいる人に、チャットを使って「移動速度アップの書を欲しい人はいますかー?」という風にチャットしました。少しすると「ほしいので売ってください!」と連絡が返ってきました。
ぼくは移動速度アップの書が売れるのがうれしくてしょうがありませんでした。さっそくアイテムとゲーム内通貨の取引のため、取引専用の画面を開きました。
早速アイテムとお金を交換しようとすると、うまく取引できませんでした。どうやらあいてのアイテム欄がいっぱいで、移動速度アップの書を受け取れないということでした。
なので取引相手のいらないアイテムをすて、アイテムボックスを整理してもらってから、一度取引を始めました。しかし、またしても取引ができませんでした。原因がよくわからなかったので、「どうやらエラーのようですね」と取引相手は言いいました。
取引相手は「エラーかどうか確認するために、1度アイテムボックスから移動速度アップの書を地面にドロップできますか?」といわれたのでその通りにしました。
すると取引相手のキャラクターがスッと自分のドロップした移動速度アップの書を拾って、お金を払わずにそのまま通信を切断してしてしまいました。
自らの意思で地面にアイテムをドロップするとそれは相手が拾えるようになってしまうのですがそれをうまく使われました。相手がアイテムを拾いに来た時にすぐにアイテムを拾えばよかったのですが、私の画面にはアイテム取引の画面が出ていたため、すぐにアイテムを拾うことができませんでした。
そうやってやっと手に入れた高価なアイテムを詐欺られてしまったのでした。その夜はその詐欺師のことが腹立たしくて、眠れなかったことを覚えています。今となってはいい思い出です。
メイプルストーリーを10年ぶりにやってみた
そんな思い出があるメイプルストーリーを10年ぶりにプレイしてみました。10年ぶりにやってみるとメイプルストーリーのいろんなことが変わっていました。
①レベルアップが非常にはやくなっている
昔にくらべるとレベルが上がる速度が速くなっていました。レベルが上がらないと使えなかった技を昔よりは簡単に使えるようになっています。昔だとレベルがあがらなさすぎて本当につらかったですが、今は修正が入ったんですね。
②職業が多種多様になっている
私がメイプルストーリーをはじめたころは魔法使い、戦士、盗賊、弓使いくらいしか職業がありませんでしたが、いまはすごくたくさんの職業があります。最近実装された「イリウム」というキャラで遊んでみましたが、操作がなかなか忙しかったです。
③クエストやワールドが広がっている
昔に比べるとレベルに合わせたクエストやワールドが多種多様になっていました。私がはじめたころはヘネシスやペリオン、カニングシティーなどの主要なところしか町がありませんでした。いまは本当にいろんな世界があって、新たなワールドへいって新しい世界を体験できるので、楽しかったです。
メイプルストーリーに対して今だから思うこと
ぼくの場合は中学の時にメイプルストーリーを思う存分できませんでした。だからこうやって自由な時間があるときに満足するまで思いっきりメイプルストーリーをやってみました。正直はじめはすごく楽しかったです。でもやればやるほど、むなしくなってきました。なんとなくですが時間の無駄なような気がしてしまいました。
そんな中での私の結論は、「なにかをやりたいと思ったときに、満足できるまでやってみる」ことが本当に大切なことだと感じました。ずっと不完全燃焼だったけど、こうやって思いっきりメイプルストーリーをプレイすることで、満足するまで遊ぶことができました。いまなにか不完全燃焼な人は、最後までやり切ってみるといいと思います。
メイプルストーリーをやったことがない人はぜひやってみてください。その不思議な世界を体験してみてくださいね。