どうも、2020年8月にRuby Goldの試験を受けて無事に合格したものです。いやー、不安な部分もあったのでよかったー。
さて今回はそんなRubyのSilverとGoldの資格試験に合格するためにした勉強法について簡単にまとめておきたいと思います。
【Ruby】Silver & Goldに合格するための勉強法
資格試験に関連する情報
Silver & Gold の試験結果
Silverは82点、Goldは86点でそれぞれ1発で合格しました。
筆者の資格試験勉強前のレベル
資格試験の勉強をし始めた時のレベルですが、某プログラミングスクールを卒業したてで、自作のポートフォリオなども作ったことのない状態でした。
Railsのことはある程度知識として持っていましたが、Rubyのことはほとんど勉強してきていませんでした。Rails Tutorialを2〜3周、チェリー本は読破しているくらいのレベルです。
ちなみに最初にSilverの公式問題集の模擬問題を解いた時、正解できたのは10問程度だったと思います。Goldはもっと酷くて多分5問くらいです。Silver資格取得後、すぐにGoldの勉強を開始しました。
資格取得のための勉強にかけた時間・期間
Silverの取得のために1ヶ月半、Gold取得のために1ヶ月半です。日曜日以外ですが、毎日30分〜1時間は勉強時間を確保していました。
勉強方法(超重要)
まずSilverとGoldに共通する勉強法のポイントですが「問題の選択肢全てにおいて、正解不正解の理由を説明できるようになるまでirbで挙動を確認したり、Googleで調べて理解する」ことが超重要です。
例えば以下のような問題があったとします。
ローカル変数の名前として正しいものをすべて選択してください。
- A._365
- B.z
- C.7years
- D.break
- E.latitude
1文字目はアルファベット小文字か_で始める必要があります。また、2文字目以降はアルファベットもしくは数字を使用します。予約語はローカル変数として使用できません。
今回の場合は、breakが予約語であること、そして数字は先頭に持ってこれないことを知っていないと得点できません。
ここでのポイントは不正解の選択肢がどうして不正解なのかをきちんと理解できることです。なぜなら不正解である理由をきちんと理解できないといつまでたっても正答率が上がらなくなってしまうからです。
出題される問題には暗記しなくてはいけない部分もありますので、対策にある程度の時間は必要かと思います。
Silverの勉強方法
この不正解の理由をきちんと理解するという勉強法がベースにある上で、Silverの勉強は以下のようにやっていました。使用した教材は公式問題集、silver_j.mdの問題、RubyExの問題です。
- 公式問題集の問題を基礎問を毎日10問ずつ解く。合計30問解き切る
- 公式問題集の模擬問題を毎日10問ずつ解く。合計50問解き切る
- silver_j.mdの問題を毎日10問ずつ解く。50問解き切る
- Ruby Exの問題を毎日10問ずつ解く。50問解き切る
- その後、公式問題集基礎問題30問を通しで解き切る。
- 公式模擬問題50問を通しで解き切る
- silver_j.md50問を通しで解き切る
- RubyEx50問を解き切る
- 6-8のステップをそれぞれが90%以上の得点が取れるまで繰り返す
こんな形で進めていくと私の場合ですが1ヶ月半程でほとんどミスがなくなりました。その状態で試験を受けに行きました。ちなみにSilver試験を受けに行った直後に書いた記事です。何かの参考になるかもしれません。
Goldの勉強方法
Goldも基本的な勉強法は一緒です。Silverと同様に不正解の理由まできちんと詰めます。学習に使用した教材は公式問題集、CTC教育サービスのGold用問題、gold.md、RubyExです。詳しくは以下を参考にしてください。
【Ruby Gold】試験前にやっておきたい無料問題集まとめ
Goldの勉強もSilverとほとんど一緒ですが一点だけ違うポイントがあります。それはRubyGoldの受験者の合格体験記やブログを確認することです。
Ruby Goldでは資格取得に失敗している人も多いので、そういった記事の内容を確認することで同じミスを繰り返さなくて済みます。また調べてみると実際に試験に出題された問題の情報もかなり出ています。
Ruby Gold 問題、Ruby Gold 落ちた、などという形で調べたブログを確認しておくことで試験を優位に進めることができるはずです。
試験当日の受験の心構え
資格さえ取れればいいと思っている人は75点以上取れていればいいので12問は間違えてOKです。なので正解していると思える問題の数と、もしかしたら間違えている可能性がある問題の数は数えていました。
試験用のパソコンだと「あとで見直す」というボタン出てきますが、もしかしたら間違っている可能性のある問題にはあとで見直すボタンを押しておくといいと思います。
今回の試験では14問の怪しい問題があったので、ちょっとドキドキしながら終了ボタンを押して、合格通知が出たときにガッツポーズしてました。
まとめ
というわけで今回はRubyのSilverとGoldの資格試験の勉強方法についてまとめておきました。やはり普段の勉強の中で不正解の選択肢をどれだけ精査できるかが重要だと思います。
例えばirbを使って実際の挙動の確認をしておくこと、そしてわからないことをGoogleで調べておくという地道な作業が相当重要になることは確信を持って言えます。
あとは12問間違えてもOKなのでわからない問題はさっと飛ばしてしまうのもひとつの手だと思います。ちょっとでも役に立てたら幸いですー!