天鳳で上級卓から鳳凰卓に行くまでにした、たった1つのこと

はじめに

まず少しだけ私の話をさせてほしい。私はもともとボードゲームとか頭を使うゲームが好きだった。小さい時、祖父に麻雀を教えてもらい、すぐに麻雀にしかない独特の雰囲気を好きになった。そして大学のときオンライン麻雀サイトの天鳳に出会い、本格的に麻雀を打ち始めた。

私はそれまでろくに麻雀を打ってきていないのに、なぜか私は麻雀が強いという自信を持っていた。天鳳で打ち始めて、順調に一般卓からは抜け出せた。しかし上級卓で捕まってしまった。上級卓では勝つときもあるが負けることの方が多かった。

そこで私は麻雀の勉強をすることにした。基本的な牌効率をはじめ、オカルト、デジタルと様々な本を読み、実践していった。またこの時から自分の麻雀を振り返ることもはじめた。対局の中で大切だったと思われる場面を振り返り、自分なりに検討した。

振り返りを半年ほど続けたらノート2冊分の記録になっていたが、それでも上級卓から抜け出せない状況だった。

正直私は心が疲れているのを感じた。これだけやってるのに、どうして勝てないんだと。私に何が足りないんだと。打てば打つほど悔しさがこみあげてきた。私には無理なのかとも思った。どうしたら勝てるのか、本当にそれだけを来る日も来る日も考えていた。

そんな苦しい状況の中で、「これなら麻雀が強くなれるかもしれない方法」を思いついた。

私は早速その方法を取り入れて対局をはじめてみた。すると私の場合はすぐに効果が出てきた。対局で勝ちはしないが、ラスを引いて負けることがなくなってきたのだ。

私はこれならいけるかもしれないと思った。これほどまで麻雀の内容や結果に変化があったことはなかったからだ。

そのあとも辛抱強くその方法を続けた。するとたった3か月で、あれだけ頑張って突破しようとしていた上級卓を抜けられたどころか、特上卓を超え、天鳳卓まで一気に駆け上がってしまったのだ。夢にまで見た七段R2100に到達できた。これには自分でも本当に驚いた。

上級卓で本当に苦労していただけあって、鳳凰卓に行けたときの喜びは、それはすごいものだった。ぼくの人生の中でも一番に近い感動だったといっていい。これまでの苦労はこのためにあったんだと、心から思えた。その過程で学んだことは今も私の人生の糧になっている。

そこで今回は、私が天鳳で上級卓から鳳凰卓へいったときにした、麻雀が強くなるたった1つの方法について話したい。本当にやったことは1つだけだ。そしてその方法を自分なりに効率的に行う手順も考えた。

ただし私がこれから伝える方法は、決して楽に鳳凰卓に行ける方法ではないので注意してほしい。それ相応の努力が必要だ。私も一生懸命やったが、その中でこれ以上麻雀を打ちたくないと思ったこともあったし、本当に強くなれているのか不安で苦しい時もあった。

さらにどんな方法でもそうだが、個人差はある。すぐに効果が表れる人もいればそうでない人もいる。結果がすぐに出ないからと言ってあきらめてしまう人は、これを読む価値はない。役に立たないことがわかっているからだ。

しかしあきらめずに頑張ったら、私がそうだったように、必ず強くなれる。

だから本当に麻雀が強くなりたい人に読んでほしい。そして私と同じように鳳凰卓に行った時の達成感と満足感を味わってほしい。それが私がこの記事をかいた理由だ。

では前置きはこれくらいにして具体的な方法を説明していこう。

どうして麻雀で勝てないのか

そもそもどうして麻雀で勝てないかというところから考えてみよう。いろいろな回答があると思うが、要するに答えは簡単。ミスをしているからだ。

しかし麻雀が難しいのは、自分で、どの選択がミスだったのか把握しにくいことだ。なぜミスはわかりにくいのだろうか。私は2つ理由があると思う。

まず1つ目。これは何事にも言えることだが、自分のミスがわかりにくいのは、それが自分のレベルであり、考えられる限界だからだ。

 

例えば、別の高いレベルにいる人は見えている範囲も思考の深さも違うから、当然考えられる範囲も広くなる。ただし、たとえイチローのようなその世界の頂点に立った人でも、イチロー自身のミスを見つけることは難しい。つまり我々と状況は同じだ。

そして2つ目。ご存知の通り麻雀には運の要素があるから、大きな判断ミスをしても勝てるときがあるし、逆に全くミスしなくても負けてしまうときがある。だからどれがミスだったのかわからなくなる。

 

さらに、たとえミスを正確に見つけて修正したとしても、麻雀の特性上それが統計的な結果に反映されるのは数百局もしくは数千局うってからになる。

ではどうしたら自分のミスをなくすことができるのだろうか。そして自分が気づかずに起こしているミスにどうしたら気付くことができるだろうか。そもそもそんなことが可能だろうか?。はっきり言おう、可能だ。それが私が考えついた方法だ。

自分の麻雀を打たないことが強くなる第一歩

強くなるには自分の麻雀を打たないことが大切だ。どういうこと?と思うかもしれない。大丈夫。信じてついてきてほしい。

要するに自分で考えた、我流の麻雀をうつと、それがミスなのか正解なのかわからないということが起きてしまう。

しかし自分で考える麻雀は極めて大切だ。結局強くなるにはそれがなければいけない。じゃあいったいどうすればいいのか。発想をかえてみよう。

つまり限りなく正解に近い麻雀を打てるようにすればいいのだ。そしてそれが打てるようになったら、自分の色を出していけばいい。どこに限りなく正解に近い麻雀はあるのか。それはすぐ近くにある。あなたの理想とする雀士の牌譜であり、私の場合は天鳳位の人の牌譜だ。

麻雀が強くなるためにした1つのこと

結論から言おう。私の麻雀が強くなるためにしたことは、「麻雀が強い人の打ち方を徹底的に真似する」この1つだけだ。それができればどんな方法でも構わない。しかし効率的に真似ができるように考えた、私が実践してきた手法がある。それを共有したい。具体的な手順は以下の通りだ。

  • 手順1:理想の雀士の牌譜を手に入れる。
  • 手順2:理想の雀士の牌譜を、真似して打つ。その打ち筋を記憶する。
  • 手順3:理想の雀士の打牌と自分の打牌が違ったら、なぜ理想の雀士がそう打ったのか考える。
  • 手順4:1局終了したら、再度、同じ局をはじめから打ち、打ち筋を記憶できているか試す。
  • 手順5:手順1~手順4を1日に3局~10局繰り返す。
  • 手順6:理想の雀士がどう打っていたか思い出しながら、実際に対局する。

一つ一つの手順について、私が実践してきた方法を詳しく説明していこう。

手順1:理想の雀士の牌譜を手に入れる。

おそらく麻雀をある程度打っている人なら、「この人の麻雀かっこいいなぁ」とか「この人みたいに麻雀を打ちたい」というのが、あると思う。

私にもそんな憧れの雀士がいた。天鳳位の「くうた」さんだ。今はほとんど対局しているところを見かけることはなくなってしまった。

たまたま麻雀を観戦していた時、くうたさん見つけた。その時「うわ、天鳳位の人がいるっ」と思った。私はすぐにくうたさんの麻雀を観戦した。するとその牌効率の正確さ、絶妙な押し引きのバランス感覚、そして最後の最後まで粘りきり逆転してしまう魔法のような打ち筋に、私は心底驚いた。いつの間にかすっかりくうたさんのファンになっていた。

そして私は「くうたさんのような麻雀を打てるようになってやる」と、心に決めたのだった。

だからまずは、理想の雀士の牌譜を手に入れるところが、すべてのスタートだ。そして何も見なくてもその人と同じ打牌や行動をできるようになるというのが目標だ。

もし目標とする人がいない場合は、天鳳位になった人の誰かを参考にするといいだろう。公式サイトで天鳳位の人の牌譜が無料で公開されている。

MEMO
くうたさんは、現在不正が発覚して天鳳位から除外されている。悲しい現実だが、自分が強くなれたのは事実。当時思ったそのままの気持ちを書いていこうと思う。

手順2:理想の雀士の牌譜を、真似して打つ。その打ち筋を記憶する。

牌譜を手に入れたら、その牌譜を徹底して真似して打つということだ。そしてその打ち筋を記憶していく。

私が実際に天鳳でやっていた方法を紹介しよう。

まず牌譜を開いたら、自分の理想の雀士の手牌を手前に持ってくる。私の場合はくうたさんだ。そしてくうたさんの手牌だけ見えるようにして、対戦相手の手牌は伏せるようにする。

そしてマウスで画面をクリックして巡目を進めていく。くうたさんの手番になったら、マウスを実際に動かし、切り出す牌の上にポインタを持っていき、そしてクリックする。

重要なのはあたかも自分が打っているかのように打つということだ。

ずっと打っているとマウスをクリックする指が疲れてくる。そんな時は、スペースキーでも巡目を進めることができるので、それで対応しよう。そしてくうたさんの手番の時だけマウスを動かし打つようにする。

なぜこのようにしていたかというと、実際にその人が打っている状況を完全に再現することができるからだ。要するに理想の雀士が実際に目の当たりにした場面に、まるで自分が本当にぶつかっているような感覚になれる。それが大切だ。だからこそ対戦相手の状況、鳴きのタイミングなど、くうたさんが様々な状況で何を考えているのかがくみ取りやすかった。

とにかく目的は理想の雀士と同じように打牌選択や行動ができるようになるということだ。

手順3:理想の雀士の打牌と自分の打牌が違ったら、なぜ理想の雀士がそう打ったのか考える。

はじめて理想の雀士の真似をしながら麻雀すると、理想の雀士とは全然と違う牌を自分は切り出していたということに、びっくりすると思う。それでいい。違う牌を切り出していればいるほど、自分の成長できるポイントが多いということなのだ。

違う牌を切り出しているとき、なぜこの人は、この場面でこの牌を切ったのか、その理由をしっかりと考えることだ。そしてその場面でその牌を切り出せる理由を自分の中に作ろう。

私の場合で説明しよう。

たとえば私だったら即切ってしまう牌でも、くうたさんは状況によってとめることがよくあった。そういったときは、1度対戦相手の手牌を開いて見てみるのだ。

すると面白いように、それが当たり牌だったり、相手のポンテンの牌だったりした。よくよく場を見てみると確かに1枚も切られていない三元牌だったり、相手の河がいつの間かホンイツ模様だったりした。

また私だったら「これは切れないなぁ」という牌を、面白いようにスパスパ切っていった。例えば浮いているドラの字牌など、いままで私はテンパイするまで切りだしていけないことが多かった。ところがくうたさんは、自分の手牌でドラが浮いたそのタイミングで切り出していった。

またリーチに対しても、私だったら楽にオリてしまうのに、くうたさんは突っ込んでいくときがあった。どのタイミングで突っ込んでいって、どのタイミングで降りるのかさっぱりわからなかった。そして何局も打っているうちに、どうやらリャンメン待ちでマンガン以上なら親リーチにも突っ込んでいくということがわかってきた。

そうやってくうたさんが何を考えて、どうやってうっているのか考えながら、打ち筋を記憶していった。

しかし、その中でどうしてもわからない打牌というのが出てくる。明らかにおかしい打ち方をしているように思える打牌だ。

おそらく時間切れか、もしくは見えていなかったのか。でもそんな時こそ思い出してほしい。レベルが違う人は、見えているものが違うということだ。

そういったときは友人でもいい、Yahoo知恵袋でもいい。聞いてみよう。

私もどうしても理解できない打牌があって、Yahoo知恵袋で聞いたことがある。それで気づいたのだが、くうたさんは相手がはやそうな捨て牌で、かつ自分の手牌が悪いという理由で、まだ3巡目だというのに降り気味に打っていたのだ。

まったくぼくのなかにない考えだった。

改めて言う。レベルが違えば見えている世界が違うのだ。打牌の意味を理解しようとする姿勢が大切だ。

そして今の目的は理想の雀士の打ち方を完全に、徹底的にコピーするということだということを忘れないでほしい。自分で考えて打つのは、それができてからの話だ。

手順4:1局終了したら、再度、同じ局をはじめから打ち、打牌を記憶できているか試す。

私はこの行程が最も重要だと思っている。この手法のキモの部分だ。手順3で意味づけした打牌を、実際に自分に定着させていく作業になる。

一度打った局を、再度最初から打ち直していく。

さっきどうやって打ったっけ?と、思い出しながら打つことだ。やってみると、これが結構難しい。

私もそうだったが、1回の復習で完璧に同じように打つことは、ほぼ無理だ。だからこそ覚えられるまで、何度も繰り返す必要がある。

はっきりとこの行程が大切だと断言できるのだが、同時にここが最も退屈になりやすいところだ。同じことを繰り返す単調な作業になる。だから時間を決めたりして、自分なりに工夫して頑張ってやってほしい。

私の場合、まず最初は1局を完全にコピーして打てるようになるまで、しつこくその1局を繰り返した。ものすごく時間がかかった。たしか1局完全にコピーできるようになるのに4時間近くはかかったと思う。

でも1局を自分ものにすると、次の局は少しずつ正解の打牌が多くなってくる。結局、はやくて2時間ほどで完全に打牌と行動をコピーできるようになった。

ただしやはり完全にコピーするというのは難しかった。なので、私は途中から、新しい手牌になったら、1回は打牌ミスしていいということにして、全体の局数をこなすようにしていった。これで一気にトレースできる局数を増やすことができるようになった。

私の場合は、これでも十分に効果があったので、自分に合うトレースの方法を探してほしい。

手順5:手順1~手順4を1日に3局~10局繰り返す

以上の手順1~手順4を1日に何回か繰り返す。初めてやる場合は、1局やっただけで、おそらく頭が疲れてへとへとになっているだろう。大丈夫。少しずつ慣れていく。

私は新しい手牌になったら1回はミスしていいという方法を取り入れて、多い時で10局ほどやった。でもこれは私の場合だ。だからあなたに合う、自分にあう回数を探してほしい。私は平均して1日3局ほどだったかと思う。

手順6:理想の雀士がどう打っていたか思い出しながら、実際に対局する。

そして以上を踏まえて実際に対局していこう。その時に、その人ならどう打つか思い出しながら打つということだ。自分で考えながら打つというよりも、どう打ってたっけな?と思い出しながら打つことが重要だ。

例えばくうたさんの例で行けば、配牌から字牌を切り出す順番は決まっている。まずはオタ風、次は三元牌、そして自風というようにだ。コピーして記憶した打ち方をそのままできるように、思い出しながら打っていこう。

麻雀は全く同じ状況はほとんど発生しないが、同じような状況というのは結構ある。当然あなたがトレースした局数に応じて、理想の雀士のように打牌できる場面は増える。

ただし新しく一局をはじめれば、まったく新しい場の状況も必ずでてくる。その時は自分で打牌を考えよう。ここでも注意してほしいのは、理想の雀士ならどう打つかなと考えながら打つことだ。

まとめ

以上が私が麻雀が強くなるためにしたたった1つのことで、その手順だ。正直、私はこれでびっくりするほど強くなれた。そして強くなれたからこそ、自分のどこが弱点なのかも少しずつ分かってきた。

またこの方法は自分が勝てなくなってきたと思ったときに、調子を元に戻すのにも使える。これを定期的に取り入れることで、自分の麻雀のバランスが取れるようになるのだ。

これを読んであなたが天鳳卓へ行く助けになれたなら、これ以上の幸せはない。鳳凰卓から上は私も未知の部分だ。ここを突破するにはやはり自分で考えていくしかない。ゴールのない道のり。だからこそ楽しい。

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